富士山でマメザクラとキノコ、山菜を観察してきました(2019年4月26日)。パッとしない天気の割りには、まあまあの成果でした。
小雨がぱらつく中、マメザクラを鑑賞しました。富士山付近に群生する小型の桜でフジザクラとも呼ばれています。
マメザクラは七分咲きでした。ここ2、3年で見れば遅れていますが、これくらいが例年並みなのでしょう。ガスの中に桜が浮かび上がる幻想的な風景が見られました。これは当たりだったかも。
藪に入ってキノコを探します。お目当てはシャグマアミガサタケ。猛毒ですが毒抜きすれば食べられます。しかし、時期が早過ぎたためか、なかなか見つかりません。
ようやく1本見つけました。パッと見るとまるでウンコです。目を皿のようにして探し回りましたが、収穫できたのはたった3本でした。寒いし足は冷たいし、ストレスがたまります。
ヒキガエルが産卵していた沢の近くでコゴミを見つけました。ちょうど採りごろのものがそろっていたので、少しいただきました。ヤブレガサもありましたが、こちらは時期が遅めだったのでやめておきました。
引き揚げる頃になって雨が上がり、ときどき日が差し少し暖かくなりました。途中で見つけたヤブカンゾウを少し採り、富士山駅まで歩いて帰りました。
コゴミはおひたし、ヤブカンゾウは酢みそ和えでいただきました。でも、一番美味しかったのは、乾燥保存して前日に毒抜きと調理をしておいたシャグマアミガサタケの油炒めでした。1日置いたら味と香りが増してました。濃厚な旨味とボリュームのある食感はキノコとは思えない美味しさでした。
やっぱり3本では足りない! 採りごろは、1週間後くらいでしょうか。リベンジするか思案中です。