2023年7月25日~27日
1ヶ月ほど前に白馬三山を歩いたメモリー投稿です。
画像が多めになっておりますが、お付き合いください。
いよいよ、猿倉スタートです。
休憩を取りながら、ゆっくりのんびり歩きます。
草で隠されていますが、滑落したら危険な切れ落ちたトラバースが続きます。
美しい景色に見とれながらも、気を緩めずに歩きました。
これから横断する雪渓が見えてきました。
画像の下から1/4付近にベンガラがうっすらと見えます。
ベンガラを辿って雪渓を横断。
橋が何ヶ所か掛けられています。
ありがたいです!
昨年は雪渓を渡った箇所の上部、秋道をトラバースしました。
3ヶ所渡った雪渓も、今年は1ヶ所のみでした。
1週間程早い日程でしたが、更に季節が前倒ししたかのようです。
ここまで来れば、直登して白馬鑓温泉です。
もうひと頑張りしましょう。
白馬鑓温泉迄、殆ど人と会いませんでした。
クマにも会わなくて良かったです。
白馬鑓温泉に1泊して、翌朝ご来光を見ました。
昼間はたくさんの方が入浴していたので写真は控えましたが、早朝は誰も入っていません。
朝陽を浴びながらの露天風呂も良さそうですね。
昨年はブヨのやられながら歩いたことが嘘みたいに、ブヨもアブもいません。
ここまで上がってくると、鎖場も終了です。
昨年は、ここまで上がってきたところで、爆風とガスの為に撤退しました。
稜線が美しい✨
岩稜地帯は、ベージュとグレーの2色に彩られています。
稜線に乗りました。
富山湾が見えました。
あの飛行機雲の下の頂に向かって歩きます。
白馬三山の1座目、白馬鑓ヶ岳の頂に立ちました!
白馬鑓ヶ岳の三角点、タッチーー!
時々雲がわいてきますが、あっという間に押されて消えていきます。
ここで、オヤッて思いました。
実は稜線に乗る前に見えた稜線は、グレーとベージュに分れていたんです。
どうやら、その位置に立ったようです。
これから歩く杓子岳方面。
歩いてきた白馬鑓ヶ岳方面。
美しい稜線☆彡
白馬三山2座目、杓子岳山頂に立ちました。
ここには、三角点がありません。
ハクサンフウロと虫さん
丸山に到着。
ここまで来れば、白馬岳頂上宿舎はもうすぐ。
白馬岳頂上宿舎が見えてきました。
手前にはカラフルなテントが点在しています。
2日目も風もなく良いお天気で気持ちよく歩けました。
蝶が花の蜜を吸っていました。
紅に染まる夕暮れの空。
白馬岳頂上宿舎の食事はビュッフェ方式の食べ放題ですが、少量ずつ追加されていくので、温かく良い味付けでした。
翌朝(3日目)も快晴です。
下に見えるのは白馬山荘。
右手奥には劔岳や立山が見え、さらに奥には白山が見えました。
白馬三山の3座目、白馬岳の頂に立ちました。
ミニ知識ですが、白馬岳は(しろうまだけ)と読みます。
他は全て(はくば)と読みます。
はくばやりがたけとか、はくばおおいけ…みたいな感じです。
白馬岳の三角点にタッチ!!
劔岳、立山が見えます。
雲海に浮かぶ八ヶ岳。
八ヶ岳からもこの白馬岳が見えるのですね!
三国境に向かってここを下りてきました。
三国境から雪倉岳、朝日岳方面にも行けます。
ワタクシ達は、白馬大池方面に進みます。
振り返って、歩いてきた稜線を何度も眺めてしまいます。
小蓮華山へ到着。
小蓮華山の三角点にタッチ!
白馬大池が見えました!!
ダイモンジソウ
チングルマの花穂
白馬岳から先は人がどんどん増えてきます。
静かな稜線歩きから、一変します。
そして、岩稜帯からハイマツ帯へと変化していきます。
歩いてきた稜線。
何度見ても美しいです!
ハイマツの端っこにライチョウがいました。
白馬大池は、北アルプスで2番目に大きな池らしいです。
ここから、岩々歩きになります。
Y本さんが池に下りて写真を撮っています。
池にいたのは、クロサンショウウオの幼生のようです。
最初は「魚がたくさんいる~」って思いましたが、まさか夜行性のクロサンショウウオだとは思いませんでした。
白馬大池から、ガシガシ上って白馬乗鞍岳の頂に立ちました。
そばには、大きなケルンが建っていました。
白馬乗鞍岳の三角点は、少し歩いて外れたところにありました。
するずるの斜面を下りたら雪田通過です。
外国人観光客で賑わっていました。
スプーン状になったところに足を置いて進みました。
冷気が気持ちいい~
雪田を通過したら、また岩々地帯です。
ずっと、大きな岩々地帯です。
殆どが下りなので、気を付けないと膝を痛めてしまいそうです。
ふぅ~~!
木道だーー!
天狗原まで下りてきました。
でも、また岩々が続き、ほとほと嫌になります。
が、岩々が少し小さくなり、登山道の奥に木道が再び見えた時にはホッとしました。
木道脇にはワタスゲの花穂。
振り返ってしみじみ眺めると、下りてきた岩々の道が見えました。
白馬大池でゴールのイメージだったので、岩々地帯にはヤラレましたね。
オオシラビソの松ぼっくり!
この松ぼっくりを拾いに来たいな~と思っていたら、オオシラビソの松ぼっくりは笠が下からポロポロと落ちて、中の芯だけ残るので拾うことが出来ないそうです。
また出現した岩々地帯を栂池平迄下り、眼下にオオシラビソの林を眺めながら、ゴンドラとロープウエイを乗り継いで、栂池高原駅で予約しておいたタクシー乗り替え車に戻りました。
爆風ガスで撤退した昨年と違って、風もなく良いお天気に恵まれた気持ちの良い稜線歩きを満喫できました!
昨年泣く泣く撤退し、リベンジしたワタクシ達に最高のご褒美となりました。
ひとつメモとして残したいことがあります。
それは、ワタクシ達が歩いた行程は、反対周りの方が楽かもしれないということです。
天候が良ければ稜線歩きは快適です。
が、難所は稜線に乗る迄です。
昨年撤退した時には、猿倉~白馬鑓温泉上部間のピストンが大変だったという印象はありませんでした。
が、白馬大池から下は岩々で膝にきますので、上りに使った方が楽だと思いました。
機会があったら検証してみましょう。