12月30日、大晦日イブに川苔山へ向けて、バリエーションルートの真名井北稜を歩いてきました。
山行納めでした。
N原さんからお誘いを受けた時、真名井北稜の名称すら知りませんでしたが、調べていくうちに地図には道がないバリエーションルートだと知りました。
ワタクシT美は、久しぶりのバリエーションルートでしたが、ベテランのN原さんのお誘いだったので、少しも躊躇はありませんでした。
最寄り駅から一番早く到着する電車で、7時1分に川井駅に到着。
7時24分発のバスに乗車しました。
バス停から、男性3人組が同様に登山装備で乗車しました。

ゲートの先に進む。
上日向バス停に下車したのはワタクシたちふたりのみ。

ここが取りつき。
山アプリのレコを見て、ここからが一番正解だと。
うんうん、正解でした!

謎の卍マーク
ん?
ハーケンクロイツ??
レコで見たマーク、ひっそりと足元にありました。

風もなく、ずっと快晴☀️で気持ちが良い(^^♪
鉄塔下は明るくて良いです。
昔、人工物は好きではありませんでしたが、うっそうとした樹林帯を歩いてくると、鉄塔は目標物となるだけでなく、明るくて見通しが良いので好きになりました。
どなたかがサインを付けてくれているんですね。

惣岳山(710m)に到着
こっちには「青木山」とも書いてありました。

アセビが咲き出していた。
アセビの咲くころには、アセビのトンネルを通れると思います。
それ以外のところでも、色々なタイプのアトラクションがありました(笑)

謎の石柱
「山」って掘ってあります。

石柱と送電線の杭が道標となる。

落ち葉の中から階段を掘り出す。
途中からずっと落ち葉が堆積した道でした。
掘って掘ってまた掘って…まるで炭坑節みたいに、落ち葉を掘り続けました。
急なトラバースは、落ち葉の下も安定していなくて緊張が続きました。

ようやくホッとする。
写真が撮れるくらいになって、緊張で固まっていた身体がほぐれました。

新蔵指ノ丸(1002m)
落ち葉をかき分けても下はザレ。
掘っても掘っても落ち葉…滑る急登を登ってきました。
岩があると靴底が滑らないので、どれだけ歩きやすいか痛感しました。
そして、掴まったり足を止められる樹があるところは助かりました。
ワタクシは、翌日から上半身も下半身も久しぶりに激しい筋肉痛になりました(-_-;)

謎の石柱
石柱のサイズ感です。
モデルは、N原さん(笑)
途中でクマ鈴の音が聞こえて来て、ソロの男性が登ってきました。
「こんなところで人に会うとは思わなかった(笑)」と言っていました。
真名井北稜で会ったのは、この男性だけでした。

るんるん♫
こういうところが一番歩きやすかったです(^^♪

やっぱり伝わらない急登
登ってきた急登ですが、急さが全く伝わりませんね。

雁掛ノ峰(1168m)
標高350m付近から登ってきました。
予定より早いスピードです。
狭いピークで休憩しました。

先は…細いリッジを少し降りて行く。
あとは、核心部と言われる細いリッジを通過します。
N原さんは、ワタクシが怖がったら、ここで補助ロープを出そうと思っていたそうです。

降りてきたリッジ。
もちろん、核心部は撮影できない。
一番厳しいところは、幅30センチくらいの下りだったと思います。
風もなかったし、一番大きな下りは掴まるところがあったので、補助ロープもなく無事に通過することが出来ました。

もう、石柱にも飽きました💦

真名井沢ノ峰(1240m)
やっと、厳しいところは抜けた!
ほぼほぼ気持ちはゴール!
バリエーションルートはあと少しです。

台風で登山道が崩壊しているらしい。
バリエーションは抜けました。
ここまで、クマのものらしき大きなフンを何ヵ所も見ました。
クマ鈴、必須です。(もちろん、ふたりして着けていました。)

あれっ?
こっちが登山道崩壊?
ここで下山することも出来ましたが、川苔山を目指します。

歩いてきたところには、「道」がありません。
標高1363mの川苔山に到着です!!
スタート地点から1000m以上標高を上げてきましたね。

タイマーを設定して記念撮影。
土曜日だというのに、山頂にはソロの男性がひとりだけ。
持って上がったスマホスタンドをセットして、記念撮影しました。

思いがけず富士山🗻を拝めた❗️
落葉している今だから見ることが出来た富士山ですね。
ややかすんでいますが、美しい姿を見せてくれました。
のんびり休憩して、下山開始です。

明るいうちに下山できるかも。。。
この日はヘッデンを覚悟していましたが、うまくいけば明るいうちに下山できそうです。

大根(おおね)ノ山ノ神
地図を見ながら休憩…ニマニマ(笑)
日没時刻には下山できそうです。

無事に駅に到着
鳩ノ巣駅に到着した時は、まだ明るかったです(^^♪
まあまあの急登と、4足歩行じゃないと難しい激しい急登を繰り返すコースでした。
積もり立ての落ち葉がなければ、もっとマシだったのかもしれません。
久しぶりの落ち葉にやられましたが、なんだか満足感、達成感があった山行納めとなりました。
メモ:行動時間約9時間、距離約12.5キロ、上り下り約1250m、コース定数きつい、平均ペース普通