のんびり釣りをして、東京近郊で一番と評判のナメ床を歩き、最高のテンバでシズ姐さんの「源流居酒屋」を開こうという、ゆるい企画です。6月8日(土)、9(日)で実施しました。
場所は片品川水系の栗原川。皇海山登山口に伸びる栗原川林道から入渓します。
以前訪れた時は、林道からテキトーに降りて空中懸垂をする羽目になったため、今回は事前リサーチをきちんとしました。
ポイントは送電線の下にある釣り橋です。これを渡って対岸(左岸)にいけば、難なく歩いて降りられました。
↑ 送電線の真下にある釣り橋
魚影が薄いことは覚悟してきましたが、本流では当たりはまったくなし。遡行途中、ふたり組のフライ釣師に追いついたため、しばし休憩してから本命の枝沢に入りました。が、ここも空振りに終わりました…。
↑ 気を取り直して綺麗なナメを歩く
本流の右岸には昔、足尾銅山の木材供給地として5000人が暮らしていたという集落跡があります。石の擁壁と段々畑のように水平に整地されて跡地は、絶好のテンバです。
↑ 鍬のアタマだけがぽつんとあり、当時の暮らしぶりが伺えました
↑ 沢で見かけたクリンソウ。花言葉は「幸福を重ねる」ですって
↑ 同じくショウキラン。葉緑素を持たない菌従属栄養植物です。花言葉は「厄除け」
↑ こちらはお土産にした山椒の実。鮮烈な香りでお酒もご飯も進みます
のんびり出てきたので17:00ちょい前にやっとテンバにつきました。岩魚は釣れませんでしたが、焚火をして、各自思い思いの料理を出して、旨い地酒を飲んで、いつの間にかタープの下で寝ていました。
↑ われわれのタープ長屋。いたるところに良いテンバがあります
↑ お岩の大将になった、リーダーのシズ姐さん。ご機嫌です
↑ 翌朝はお餅を焼いて美味しいお雑煮を食べました
2日目。
さて、帰りはどうするか。
これだけの集落があったのだから、生活路として林道に繋がる箇所があるはずだ。地形図を読んで登ってみよう、というシズ姐さんの決断が下されました。
果たしてこれが大正解。
↑ テンバの真上の比較的緩やかな尾根を約150m詰め上げただけで林道に出ました
↑ 途中で拾ったごみ。最後は「クリーンハイク」をして、ちょびっと環境に良いことをしました