こんにちは!
私たちは練馬山の会の縦走Grです。
縦走Grは田中陽希さんのグレートトラバースにインスパイアされ、山から山をCT0.6~0.7で縦走し、山の魅力を短期間にギュッと楽しんじゃおうという、欲張りな人たちの集まりです。現在のメンバーはF上さん、ヤマテツさん、そして私ハリーです。
今回はF上さんとハリーで、南アルプスの仙丈ケ岳・間ノ岳・北岳を縦走してきました。
今回のルート
7月31日(水) 北沢峠へ移動、長衛小屋テント場でテント泊(前泊)
8月1日(木) 北沢峠から仙丈ケ岳。仙丈ケ岳から仙塩尾根を通って野呂川越から両俣小屋へ。両俣小屋テント場でテント泊
8月2日(金) 両俣小屋から三峰岳を経由し、間ノ岳、北岳へ。広河原へ下りてフィニッシュ
8月1日(木)の山行
長衛小屋から小仙丈ケ岳を経由し、仙丈ケ岳へ。
森林限界をこえると眺望が一気に開け、甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳、それに富士山などが見えテンションはあがる一方でした。
仙丈ケ岳から仙塩尾根に入るととたんに人を見なくなり、樹林帯の中を野呂川越までひたすら歩きました。樹林帯の中は眺望もなくアップダウンの繰り返しで、正直あまり楽しくありません(苦笑)。
野呂川越から両俣小屋は激下りでしたが、小屋はほっこりできる素敵なところでした。ヤマトイワナが有名らしく、登山者以外にも渓流釣りの方が来られているようでした。
8月2日(金)の山行
前日の激下りを登り返し、両俣小屋から野呂川越、三峰岳を経て間ノ岳へ。
間ノ岳に登る間、農鳥小屋や西農鳥岳の稜線が見えます。いつかあっちも行ってみたいな~。
間ノ岳では富士山が大迫力!好天も相まってテンションがあがります。
間ノ岳から北岳までは、田中陽希さんグレートトラバースでも「天空の稜線」と紹介されたパート。昨日登った仙丈ケ岳が見え、鳳凰三山も近づいてきます。気持ちいいのですが、天気が良すぎて日焼けが痛くなりました(笑)。陽希さんも「暑い!」と言っていたので、まったく同感です!
間ノ岳を過ぎると登山者が一気に増えます。また北岳までは想像以上に距離と高低差があり、暑さとあわせてかなり消耗しました。
北岳からの下りは地面がザレていて、ハリーは何度も滑ってしまいました。
日本第二位の高さはダテではなく、下りの斜度・距離とも一級品。広河原につくころには、ハリーの足は完全に消耗しきってしまいました。
それでも、最後の吊り橋を渡るときには、1泊2日で百名山三座を縦走した喜びで胸がいっぱいでした。
縦走を終えて
正直に言えば、仙丈ケ岳から三峰岳の間の仙塩尾根は樹林帯の中ということもあり、あまり面白くはありません。それでもところどころでふりかえると、昨日登った仙丈ケ岳が見える。昨日は遠くに見えた間ノ岳・北岳が一歩ずつ近づいてくる。それはとても不思議で、楽しい感覚でした。
またハリーは登山初心者なので、実は日本アルプスは今回が初挑戦です。日本アルプスの難しさ・楽しさを2日間でたっぷり堪能することができました。
縦走Grはなるべく速く・遠くに移動して、景色や風景・自然の移り変わりを楽しんでいます。興味のある方、ぜひ一緒に山に登りましょう!