2024年7月24日に谷川岳西黒尾根を登りました。
谷川岳は気象の影響が大きく、植生や植物相は日本海型です。
多雪地帯に適応した植物が多く自生しています。
谷川岳東面には蛇紋岩が広範囲に露出しています。
岩質から影響を受けた蛇紋岩残存植物や蛇紋岩変形植物が見られます。
蛇紋岩の岩質は鉄やマグネシウムに富む超塩基性岩です。
それらの金属イオンにより根からの水分の吸収が妨げられます。
過酷な環境に生育する貴重な植物を観察することができます。
トリアシショウマ(ユキノシタ科) オオバギボウシ(ユリ科)
クサアジサイ(ユキノシタ科) シモツケソウ(バラ科)
ヒメシャジン(キキョウ科) クガイソウ(ゴマノハグサ科)
クルマユリ(ユリ科) キンコウカ(ユリ科)
ニッコウキスゲ(ユリ科) ウサギギク(キク科)
ホソバヒナウスユキソウ(キク科)蛇紋岩変形植物 ミネウスユキソウ(キク科)
ミヤマキンボウゲ(キンポウゲ科) ホソバコゴメグサ(コマノハグサ科)
ヨツバシオガマ(コマノハグサ科) ジョウシュウキオン(キク科)