◆2024年8月23日(金)~24日(土)に、さっしーさんをリーダーに、てっしーさん、まっしーの3人で前穂北尾根に行きました。
■第一日(8/23)
上高地から涸沢まで。東京を朝早く出たのですが、中央道の工事渋滞で上高地を歩き始めたのが12時。「念のため小屋に連絡を」と電話を入れると、横尾を14時に通過してください!と。
大汗をかきながら何とか17時に涸沢ヒュッテに到着しました。
横尾大橋で見た「午後2時以降の涸沢への入山は控えてください」の看板! 急がないとメシに間に合わない!
午後の屏風岩。さっしーリーダーはつい先日ここを登ったそうです。かなり難度は高そう~!
■第2日(8/24)
暗いうちから広いルンゼを登ります。Ⅴ・Ⅵのコルに着いたころには真っ赤なモルゲンロートに包まれました。Ⅳ峰は浮石が多く、足を置いたデカい石が轟音をガリ―に響かせながら落ちていくなんてこともありました。
Ⅲ峰が核心部とされています。登攀用具を身に着け登ります。1ピッチ目は岩頭左から巻いて側壁で切る。2ピッチ目は稜上に戻り2カ所の浮石気味のチムニーを攀じて小広い棚で切る。短い3ピッチ目はⅢ峰の頭に向けて直上し、被り気味の場所を越え小チムニーを攀じて到達しました。
Ⅲ峰頂上でようやく前穂頂上が見え一般路の登山者がパラパラといるのが見えます。Ⅱ峰では教科書どおりアップザイレンして無事前穂頂上で固い握手!
帰りは長い長~い道を滑落に注意しながら岳沢小屋へと下り、13時間行動の充実した夏の一日となりました。
Ⅴ・Ⅵのコルからのも~るげん!左から涸沢岳・北穂。ちょこんとお澄ましした槍も右端に見えます。荘厳!
Ⅴ・Ⅵのコル。他に誰もいない貸し切り状態!さ~、行きましょう!
Ⅴ峰から見たⅣ峰。登ってみるとガレガレ。大きな浮石がガリ―へと落ちて行きました!
Ⅳ峰の通称”大岩”。左のバンドから巻いて右上するバンドに乗って稜上に出る、が教科書。
Ⅳ峰ピークに立つさっしーリーダー。左に見えるのがⅢ峰。核心部とされています。
ガチャ類をつけてⅢ峰に張り付きます。
Ⅲ峰の頭も見えます。
短い3ピッチ目。小クラックを攀じるとⅢ峰の頭!
Ⅱ峰が見えた! 左のなで肩のように見えるのが実は前穂のピーク。人が見えました。
Ⅱ峰→Ⅰ峰(前穂)へはいったん懸垂下降で下ります。8mくらいかな。
念願の前穂頂上!
大変お疲れさまでした~!と固い握手。
ただ、このあとの上高地までの道は、もっと疲れたぁ!(笑)