9月6日-7日、Yちゃんと那須三山を歩いてきました。那須三山とは、火山の茶臼岳、緑の三本槍岳、岩稜の朝日岳の三座です。ワタクシは2度目、Yちゃんは初めての那須三山縦走でした。Yちゃんと会うのは1年3か月ぶり。オアフ島でいくつかのトレイルを歩いて以来です。こんなに会わなかったのは珍しいけど、会った瞬間にいつも通りの二人になります(笑)
今回の一番の目的は、歩いてしかたどり着けない温泉に入ること! ふたりとも温泉が大好き(^^♪
1日目:那須ロープウエイ山頂駅~茶臼岳~峰の茶屋跡避難小屋~那須岳避難小屋~三斗小屋温泉(泊)
2日目:三斗小屋温泉~隠居倉~熊見曽根~清水平~三本槍岳~清水平~熊見曽根~朝日岳~峰の茶屋跡避難小屋~ロープウエイ山麓駅
こんな、コースを歩きました。
気になっていたお天気は、思ったより風もなくて、東京より涼しくて歩きやすかったです。
那須岳とはこの一帯の火山群を呼ぶそうです。火山のお山、茶臼岳に登頂しました。
峰の茶屋跡避難小屋迄下りて、小屋から西の方(画像左手)へ下りていきます。
ここからは、人がほとんどいなくなります。気を付けていきましょう。この先、砂礫のトラバースがあり、Yちゃんがとても怖がっていました。道が細くて時々崩れていたからです。しっかり足を置けば、特に問題なく歩けると思います。
ここまでくれば、樹林帯に入るので怖くないはず。休憩後、振り返って撮影しています。
残念ながら、煙草屋旅館の日帰り入浴タイムは過ぎていました。煙草屋旅館は旅館とつきますが、山小屋です。
ワタクシたちは、グルッペの諸先輩おススメの大黒屋旅館にしました。煙草屋旅館の露天風呂が気になりましたが、「ただの露天風呂」と聞いたら、大黒屋旅館を選ばずにはおれませんでした。
広く開け放たれた窓からそよ風が入ってきました。お布団もふかふかでシーツも用意されていました。
大黒屋旅館のお風呂はふたつ。見た目より湯量がたっぷりで、身体を沈めるとお湯が一気に溢れます。2面に設置された大きな窓から、樹々の緑と青い空が見え、沢音が聞こえてきます。日帰り入浴をやっていないので、宿泊客だけが入浴できます。
ここで、お風呂上りにビールをいただきました。
翌朝、しっかり朝食をいただき、テント場兼ヘリポートの横を通って、煙草屋旅館の源泉に出ました。画角に収まらないほどの広さで噴煙を上げていました。
前日に上った茶臼岳が堂々とした姿を見せてくれました。北西方向にある那須三山の三本槍岳を目指します。
Yちゃんに、「ほら、歩いてきた道が線になって見えるよ。」と教えました。
何度来ても素敵なお山だなって思います。でも、初めての那須岳はツアーで、台風の日でした(笑)
清水平へは激下りだけど、尾瀬みたいな池塘があって、木道を歩いた記憶があるのですが、茶色くなっていました。季節柄なのか暑さのせいか水が少なかったのかわかりませんが、次回来た時には緑になっていて欲しいと思います。
「あと20歩で山頂よ~」とワタクシ。「あ~本当だ!」とYちゃん。無事に緑のお山、三本槍岳のピークを踏みました。前回来た時より雲が多かったけど、猪苗代湖も見えてラッキーでした。さあ、熊見曽根までは来た道を戻ります。
熊見曽根東端への道。
朝日岳の肩にザックをデポして、岩稜のお山、朝日岳山頂にのりました。Yちゃん、那須三山を無事にコンプリートしました!
朝日岳山頂から、Yちゃんにどこを歩くかを説明。この先には鎖のトラバースや、ポールと鎖がつながっているエリアがあることを、事前に伝えてあります。
1日目の砂礫のトラバースと違って、つかむところがあるので、Yちゃんも怖さは感じなかったとのことです。
風もなく、雨も降らず、絶好のコンディションです。無事に通過しました。怖かったかと聞いたら、楽しかったとのことで、良かったです(^^♪
剣が峰のトラバースも無事通過して、峰の茶屋跡避難小屋でちょっと休憩。どんどん下りて山の神様に無事を感謝しました。振り返って撮影しています。途中、樹林帯でポツポツ来ましたが、ザックカバーと帽子でOKなくらいでした。ロープウエイ山麓駅でコーラを買って、駐車場の戻るころには雨も上がりました。
温泉好きは、帰路の温泉も楽しみのひとつです。鹿の湯は、1300年続く名湯で、足湯を入れて男性7個、女性6個(内ひとつは湯舟が大きい)の温度が違う湯舟があります。硫黄の香りがずっと残りましたが、良いお湯でした。
また、温泉ハイキングに行きましょう(^^♪