10月16日、雨飾山荘に前泊して温泉を満喫し、17日に雨飾山へ登りました。
雨飾山は雨が多いと言われる山です。天気予報もイマイチだったので、雨の中を歩く覚悟で出かけました。
実は、1ヵ月前のリベンジでした!
16日、観光で立ち寄ったフォッサマグナパーク。子供のころ習った「糸魚川-静岡構造線」です。なんだか、壮大な話です。
立ち寄った酒造店さん。東側はフォッサマグナ側の1600万年前の地層から流れる水。西側はユーラシア大陸側の2億7000万年前の地層から流れる水です。その水を使って日本酒を作られており、水の試飲をしたところ、雲泥の差のお味でした。西側の水は柔らかかったです。
雨飾山荘に到着時は小雨模様。天気予報は、翌日も午後から小雨模様です。小屋主さんが、「毎年この時期になると雪が降る。」とおっしゃっていました。どうやら、昨年も一昨年も雪が降ったそうで、一昨年は膝ぐらいの深さまで積もったとのことでした。雨も槍も降って欲しくありませんが、雪と聞き、雨は仕方ないかなと思えた次第でした(笑)
雨飾山荘に泊まって、入りたかった温泉♨ 露天風呂の「都忘れの湯」は混浴です。1時間だけ男女別の時刻があったので、もちろん両方とも入湯!
まだ明けきらないうちに、雨飾山へ向けてスタートしました。
樹の根っこの道。冬には深い雪に閉ざされます。
雨飾山へ約4時間の行程です。急登というだけでなく、ロープやハシゴも現れます。
下の方は紅葉も進んでいませんでしたが、上がっていくと赤や黄色に彩られた山々が見えました
葉っぱの裏は白いんですよ。
下の方を見下ろすと、小さく不思議な地層が見えました。何だろう??
あの雨飾山に登る登山道は狭くて、スライドは譲り合わなければいけません。ところどころ、手を使う場所がありました。
天気予報が怪しかったのであきらめていた女神の横顔。ガスが切れて、しっかりとその横顔を見せてくれました。
まずは、石仏群とお社がある雨飾山山頂を踏みました。
もうひとつの山頂。雨飾山は双耳峰で、両峰とも標高1963mです。人が多く感じましたが、これでもこの時期としては空いているようです。
三角点にタッチ!
さあ、下山です。あらら~頚城三山の焼山と火打山の頭が雲に隠されています。火打山は9月に登ったばかりでした。
9月25日-26日火打山~妙高山縦走@頚城山塊
笹平分岐迄戻って、ここから下山口の雨飾高原キャンプ場へ下ります(ここは一度上ります💦)。ピストンではなく、通り抜けです(^^♪
たくさん出てきた丸太のハシゴ。アトラクションみたいで楽しいですね~
振り返っています。スライドの上っていく方が大変そうでした。
布団菱って不思議な名前。実は、布団を干したら気持ちよさそうってことでついた名前だそうです。干すのも取り込むのも大変そうです。
下りてきたところ(右手)を振り返っています。
7月ごろには雪に覆われている沢です。
時期的に、色々なキノコがすごかったです。毒キノコと食べられるものの区別は全くつきません。国立公園内なので、採取もNGです。
比較的新しい指導標なのに、クマさんに遊ばれていました。上の穴は顔ぐらいの高さです。傷には黒い毛が付いていました。
下の方は紅葉のトンネルです。今年の紅葉は遅めということで、色褪せていない彩を楽しむことが出来ました。
木道に出たら、間もなく雨飾高原キャンプ場の登山口です。途中の小川には、イワナがたくさん泳いでいました。雨覚悟の雨飾山でしたが、幸いなことにお天気には恵まれて、雨飾山の女神の横顔に会うことが出来ました。
小谷温泉で汗を流し、早めの夕食を頂いて帰路につきました。