ハイキング

12月16日ミルフォードトラック1日目@ニュージーランド

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2024年12月14日~23日、10日間のニュージーランド旅行中のトランピングの記録。(ニュージーランドでは、トレッキングやハイキングをトランピングという)

12月16日~19日ミルフォードトラック、12月21日フッカバレー、マウントクック/アオラキを歩いた。

 

まずは12月16日、世界遺産・フィヨルドランド国立公園、グレートウォークのミルフォードトラック1日目!

 

12月15日、クイーンズタウンにあるアルティメットハイク社のオフィスにて、翌日より始まる3泊4日のブリーフィングを受けるために参加者全員が集合した。見たところ、日本人を含む東洋人は私たちのツアー11名だけのようだ。

12月16日朝、アルティメットハイク社に集合し、ツアーバスに乗った。

尚、ニュージランドのグレートウォークであるミルフォードトラックは、ガイドツアーとインディペンデントがある。

ガイドツアーは、1日50人の参加者に英語ガイドが4人。泊まるハットは食事、寝具(インナーシーツ付き)、バスタオル、シャワー、バスマット、ドライルームがある。

インディペンデントのゲストは1日40名。ガイドツアーとは別のハットに泊まる。ハットには、ガス、洗剤、暖炉、マットが用意されているが、シャワーやドライルームはなく、もちろん食事やシュラフは全部自分で担ぐ。

両方とも事前に予約が必要で、この予約がなかなか難しいようだ。

 

アルティメットハイク社のツアーバス

ボディに書かれた文字にワクワク。車は左側通行で、標識はキロ表示。この辺りは日本と同じだが、交差点はラウンドアバウトになっていた。

 

バスのボディから、ガイドが参加者のザックを取り出して並べてくれた。

自分のザックを拾って、ポンツーンに向かう。

 

テアナウから登山口に向けて船に乗る。

登山口へ徒歩では入れない。朝配られたネームプレートが、この先のIDとなる。IDを見せて乗船。この先、色々なチェックポイントでIDを見せることとなる。ザックはキャビンに入れずデッキにまとめて置く。予約のない人は船に乗れないので、無法地帯にはならない。

 

靴底とポールの石突を消毒

誰のザックでもいいから担げと渡されたザックを担いで下船。

ここまでだけでも、なかなか素晴らしいよく考えられたシステムだ。

 

ミルフォードトラック33.5マイル、54キロのトランピングスタート!

ここで誰かのザックを置き、自分のザックを探して担ぐ。

私たちは放牧された。私たちはヒツジで、ガイドは牧羊犬だと2日目辺りで気が付いた (笑)

帰国後、何人にも聞かれたが、思ったよりヒツジは少なかった。もちろん人口の6倍ものヒツジがいるようだが(昔は20倍以上だったらしい)、私のイメージでは「道路にわらわらとヒツジがいて、車はヒツジの群れが過ぎるのを待つ。」だったが、こういう牧羊犬が活躍する風景は移動中に1度も目にすることはなく、1度だけ牧場で四駆の前に牛、後ろにボーダーコリー2頭を観ただけだ。もちろん、ヒツジはたくさん放牧されていたが、最近では、ヒツジではなく、牛や高額で売買される鹿が放牧されているようだ。ちなみにヒツジは大きく分けて2種類。白っぽい毛のヒツジと、私たちの登山ウエアのスーパーメリノウールになる茶色のヒツジだ。

 

登山道と登山者は、しっかり管理されている。

八ヶ岳のようなブナとサルオガセ(オールドマンズビアード)。だが、湿気がない。

 

ゆるっと歩いて今夜の小屋、グレイドハウスへ

あっという間にグレイドハウスに着いてしまった。

 

自然に溶け込んだ色合いのグレイドハウス

 

ウエルカムドリンクとフルーツ、スイーツ

この先も、ガイドツアーのハットにはウエルカムドリングなどが置かれていた。スイーツ類も、どんどん種類が増え、「頑張ったご褒美」がうれしかった。

 

部屋は4人部屋だった

インナーシーツとバスタオル付き!

 

11月1日から始まったガイドツアー、46組目。
参加者49名とガイド4名。

チェックイン後、すぐに再集合。ネイチャーウォークスタート。私が手に持っているのはサンドフライ用の虫よけ。スプレーだが、オイルなので使い心地が悪い。手に取って顔や手に塗った。しかし、塗る前のわずかの間にサンドフライの餌食になった。フライと言っても2mmくらいのハエの形をしたブヨみたいな虫で、噛まれると声をあげたくなるぐらい痛くて、猛烈に痒い。私は、日本からステロイドの塗り薬を2種類持ってきていた。

 

ガイドリーダーのダナ

なま足大丈夫かな? 彼らガイドは、黒いポロシャツ、赤いソフトシェル、赤いレインウエアがユニフォーム。このネイチャーウォークでは放牧されず、前後交代しながらガイドの後ろを歩いた。「歩き」をチェックされたようだ。

 

赤い苔、地衣類が付いた岩

 

ニュージーランドコマヒタキ、ロビン

 

クラウンファーン

ニュージーランド航空の機体に書かれているのは羽根だと思っていたが、実はこのクラウンファーンだった。先のくるくるのモチーフは「コル」と言われ、ニュージーランドのナショナルプラント、シダの新芽が開く瞬間の形から、「新しい始まり・更なる成長・前向きな気持ちへの励まし」の意味があるそう。

 

1日目、グレイドハウスのディナー

「ここは山小屋ですか??」と、目を疑うディナー。チキンとオレンジのサラダ、マウントクックのサーモン、温かいサクサクアップルパイのバニラアイス添え。パンはなくて、メインディッシュに添えられたマッシュポテトもおいしかった。この先も、ニュージーランドの食事はおいしすぎて、私は10日間で3キロ太って帰国することとなった。ミルフォードトラックでは現金もカードも不要。IDを見せてグラスワイン(16NZ$)を注文。お金がかかるのはドリンクくらいかな。ミルフォードトラック最終日のマイターピークロッジでカード決済。10日間のツアー中、現金は不要だった。カードは、万が一ロックがかかったり、病気やケガ、飛行機が飛ばないなどのアクシデントの為に、masterかVISAを3枚以上持参するのが良い。

 

各国まとまって前へ出て自己紹介

ディナータイムの後はサロンに移動して、翌日のブリーフィング。ここで、想定外の事態発生(;^_^A  各国まとまって前に出て、ひとりひとり自己紹介タイム。私は何も用意してこなかったので、英語で簡単な自己紹介の後、1歩前に出て「好きなことはハイキングとフラダンスです。これは雨のモーションです。」と(英語で)言って、フラで雨のフリをステップをつけて踊ってみた。「ほぉ~!」という声が上がり、「サンシャインは?」と声が飛んだので、太陽のモーションをやってみたら、拍手と歓声が上がった。しょぼい英語の自己紹介より、踊ったことでメンバーに覚えてもらうことが出来たようだ。(一発)芸は身を助く!」だった。日本人最後の自己紹介は大学で教鞭をとっている女性で、身振り手振りをつけてジョークを交えた自己紹介は素晴らしかった。後で、ツアコンさんから、「日本人の自己紹介はグレートだったと、皆さんに言われましたよ!」とニコニコ顔で伝えられた。

 

ガイド4人。
左から、日本語勉強中のクリン、ドクターのソフィ、「No more deer!」のコナ、ガイドリーダーのダナ

 

ブリーフィングは英語。
でも、わかりやすい( 笑)

毎夜、丁寧なブリーフィングが行われた。内容は、翌日の行程が中心。

 

21時過ぎの空。

22時に電源が落ちた。それまでピラティスやマッサージで体調を整えた。1日目はパラっと雨もあったが、朝アルティメットハイク社のモニターで見た2日目の天気予報は、晴れ! 雨が多い地方なので、雨は覚悟しているが、やはりそこは晴れて欲しいものだ。

いよいよ、本格的なミルフォードトラックトランピングが始まる!!(続く)

 

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