練馬山の会が植樹したヤマザクラの開花に合わせ、毎年4月第3土日に設定されている「吹野の森メンテナンス作業」
エニシダの伐採に汗を流した翌日、3グループに分かれて山行してきました。
知る人ぞ知る(私は知らなかった) 足尾山塊「袈裟丸山(けさまるやま)」
栃木県と群馬県の境に位置し、北東には男体山 北に皇海山 さらにその北に日光白根山 北西には武尊山 南西には赤城山と名だたる名山(しかもみんな百名山!!)に囲まれた、訪れる人の少ない静かな山として有名?「日本三百名山」にも名を連ねています!
袈裟丸山には4つのピークがあって南から北に向かって前袈裟丸→(風化のため通行禁止)→後袈裟丸→(ここから先は藪漕ぎ)→中袈裟丸→(さらに藪漕地獄)→奥袈裟丸(最高峰)となっているそうな。
説明はこのくらいにして、いざ出発!!
メンバーは、リーダーT美さん サブリーダーは寡黙にして謙虚すぎる男(山はちょっと登ってるだけですって言ってたのに百名山達成してるじゃん!)TMGさん 先頭を歩きペースを作ってくれたのは高校山岳部からの登山生活半世紀いつもニコニコ頼もしいY田さん そしてもうすぐ入会して1年になるけど相変わらずの初心者ワタクシE子の4人です。
標高1,080mの群界尾根登山口から、まずは急登の丸太階段を登ります。段差が分からなくなる程のたくさんの落ち葉を踏みしめて登り、ちょっと壊れた丸太はしごを慎重に過ぎ170mほど標高を上げると
気持ちの良い笹原(八重樺原)に出ました。ここでは、「白樺とダケカンバの違いってなんだ?」クイズで盛り上がり、これは白樺あれはダケカンバと当て合いながらさらに進んでいくと、この日唯一会った若い男性とすれ違いました。「道の駅で車中泊し朝一で奥袈裟丸目指したけど、後袈裟丸から先は雪が深くて10m進んで撤退した。」との情報をゲット。
目指す後袈裟丸山が見えてきました!
1400m地点で、三等三角点を発見! T美さん御用達の三角点タッチにみんなでトライします。
つつじ岩を過ぎると
根っこが絡み合った痩せ尾根通過です。
1500m付近で石祠発見。信心深いT美さんを見習って安全登山をお祈りします。
赤城山が見えてきた?かな 雪が所々残っていましたが、1800m付近からはいよいよ残雪地帯。チェンスパを着けて登ります。足がズボズボ沈み、「これがつぼ足か」「ならば初めから空いている足跡に突っ込めば、それ以上は沈まないか?」と妙案を思いつき実行するも、さらにズボズボ膝上まで沈み、気が付けば靴下がびしょびしょ!シャクナゲのかたい葉も、手荒く出迎えてくれます。これが夏は痛い藪漕ぎの素になるらしいです。
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おっ、頂上が見えてきました!!
後袈裟丸山(あとけさ) 1908m
男性陣は、高い所がお好き!! いえいえ、この先の中袈裟丸への道を偵察した帰りです。「雪がすごくて、これはムリだね~」とのこと 途中吹いていた風もやみ、雪の上に座り まったり、お昼休憩です。
雪道の下り、気を付けて ズボズボ 降りていきます。
雪道があったこともあり、計画よりも時間がかかってしまいました。雪がなくなったところで、スピードアップ!
下山口に戻ってきました!! なんと8時間ぶり そんなに歩いたとは思えず、みんな笑顔で到着。 「体力はありそうね」と言ってもらえましたが、これはおそらく ずっとしゃべっていたからではないかと思われます。 熊鈴の代わりにはなったのではないかと自負しております。
~付記~ 吹野の森メンテナンスに初めて参加しました。たんぽぽHRや普段の山行ではご一緒することのない、でも名前だけはよく存じ上げている皆様方にお会いできたのは、とてもうれしいことでした。夜のBBQ大会では、歴代の会長の皆様方から超貴重なお話を伺うことができました。また、このホームページを作ったという伝説の人物(やきそば奉行お疲れさまでした!)が、実はとっても面白い方だと分かったことも収穫です! ありがとうございました!