4月3日、福島県桧枝岐村(ひのえまたむら)にやってきました。
翌日に会津駒ケ岳(標高2133m)に登るためです。
近くの今季終了したスキー場で、雪の感触を確かめました。
スキー場の中腹からはレストハウスの屋根が見えます。
少し前までは、賑わっていたのでしょう。
スキーを担いで登って行く女性の姿が見えたかと思うと、綺麗なターンで滑り降りてきました。
民宿の夕食は山の幸が満載です。
岩魚の塩焼きやお刺身、山菜が並びます。
肉じゃがや舞茸のお吸い物、山菜の天ぷら、舞茸ごはんがどんどん運ばれてきました。
こんなにおいしい舞茸ごはんは初めてです。
民宿のおかみさんの温かい手料理に感謝です。
最後にもり蕎麦が運ばれてきました。
この地方は、稲作に適さないために蕎麦を主食にしていた歴史があるそうです。
その中で、独自の蕎麦文化が育まれたのでしょう。
つるつるとした喉越しのいただきやすいお蕎麦でした。
翌朝の登山口です。
この先で、身支度を整えました。
雪の中を歩いて滝沢登山口にとりつきました。
ここまでも、この先もしばらくは雪があったりなかったりしています。
前日の良いお天気と打って変わって、午後からは確実に雨が降るという予報です。
でも、青空が見えますね。
樹林帯の中は風もなくハーフジップ1枚でも汗をかきました。
東北最高峰の燧ケ岳です。
至仏山はこの場所からは、まだ見えないようです。
初心者のワタクシには急登続きが苦しくて苦しくて、それでも駒の小屋までは頑張ろうと思っていました。
その先のことは、駒の小屋で考えようと思っていましたが、気がつけば駒の小屋をトラバースしていました。
神様は、意地悪なのか優しいのかわかりません。
何も考えず山頂を目指していました。
山頂に到着しました!!
三角点は雪の下です。
山頂に到着した感動は、口では言い表せませんでした。
そういえば、「考えよう。」とは思ったけど、「もう、やめよう。」とは思ってなかったことに気がつきました。
苦しかったけど、何とか登りたかったんです。
だから、こんなにうれしかったんだと思います。
山頂ではパンの袋がパンパンでした。
このパンは食べやすいけど、メロンパンはパサパサしてて食べにくかったです。
雪山では、柔らかくてしっとりしたパンの方が食べやすいようですね。
何度も燧ケ岳と至仏山の写真を撮りました。
2年前の秋に、尾瀬の山の鼻から至仏山に登りました。
でも、至仏山から山の鼻に降りたことはありません。
年に2週間だけ、至仏山から山の鼻に降りられる時期があります。
そんな経験をしてみたいし、燧ケ岳にも登ってみたいと思いました。
また、スピンオフ登山計画立てなければなりませんね。
雪の会津駒ケ岳…素晴らしかったです!
下山では、ヘリポート跡地下付近が一番急坂でした。
そんなところをスイスイと降りられるスキルを身につけたいと思います。
午後からの雨予報でしたが、少し遅れて降り出したので、歩いている途中に濡れることもなく無事に下山しました。