飯能の里山でリーダー養成に特化した研修をやりました(2022年10月2日)。
約2年前から準備して、ようやく実践に漕ぎ着けました。今回は、リーダートレーニング研修1(共通の部)でリーダーシップとリスク対応の実技を中心に行いました。
最初に、準備と出発前のリスクチェック方法を説明。当日の天候予測はスマホのアプリを使って調べました。天気概況には「熱中症に注意が必要」とありました。ここ、重要ですね。
次にメンバー間のトラブル対応を練習しました。「疲れた。もう歩けない」とごねる人、「頂上までもうちょっとだ。行きましょうよ」とけしかける人。さて、リーダーはどうします?
今回の受講者が出した答えは、「もう少し頑張ってもらう」「様子見をする」「引き返す」と割れました。なかなか面白かったです。
頂上では熱中症について学び、中等症を想定した応急手当ての実技を練習しました。
続いて119番に電話して救助を要請する練習をしました。現在地の緯度軽度を調べて、現場の天気、事故者の年齢性別や容体などをメモして模擬対応を行いました。また、ツェルトを広げてヘリに合図を送る練習もしました。
「収納袋に入らなくなる」と出し渋る人もチラホラ。袋は商品を小さく見せるためのパッケージだから、そこに押し込めておく必要はないと思いますよ。
下山後は反省会の開き方を勉強。それぞれが、今回の山行の教訓をメモにしてから発言しました。
初めての試みだったので段取りが悪かったり、至らなかったりしたところもありましたが、概ね新鮮な訓練で面白かったという感想でした。受講者の皆さんの熱意に支えられ、なんとか実のある形にできました。ご協力に感謝します。