北アルプス

4月3日-4日快晴微風@唐松岳

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山は天気によって難易度が大きく変化します。

だから、予定が決まったら、毎日天気予報の入念なチェックを欠かしません。

 

唐松岳に登る日のお天気は曇り予報。。。

うずうずしていると、リーダーから「1日早めませんか?」という連絡が入りました!

以心伝心かなと思いながら、ふたつ返事の全員合意で1日前倒しとなりました。

 

 

3つのリフトを乗り継いで降り立ったところに建つ八方池山荘がこの日のお宿です。

 

 

チェックインを済ませると、良いお天気に誘われて散歩に出掛けました。

白馬三山(左から白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳)が、圧倒的な景観で広がっています。

 

 

妙高方面もキレイです。

下には八方池山荘の赤い屋根と、リフト小屋が見えます。

 

 

殆ど人が通らないので、木道階段に腰かけてまったりしていました。

風がないので寒くはありません。

 

 

翌朝、外を見やればBCの人達でしょうか?

まだリフトは動いていないので、下から歩いて登ってきたのかもしれません。

 

 

日の出の太陽のパワーは計り知れませんね。

いくらでも眺めていられます。

 

 

スタートしようとした6時過ぎ、まだリフトが動き出す時刻迄数時間ありますが、既にリフト小屋のシャッターは開いて稼働の準備が進められていました。

スタッフさんは、いつどうやってここに到着したのでしょう?

夜勤で泊まっていたのでしょうか?

 

しかし、前夜は一晩中ゲレンデ整備なのか重機の音が響き渡っていて、耳栓をして寝れば良かったと思ったくらいです。

スキー場は夜中に働く人がいるんですね。

どうぞ、ご安全に!!

 

 

唐松岳に登る4日も、白馬三山は綺麗な姿を見せてくれていました。

 

 

登っていくとトイレ小屋があります。

その奥には、不帰のキレットが鋭くその姿を見せつけておりました。

 

 

通称「おじさんケルン」

 

八方尾根のリフトより上には4つのケルンがあります。

そのすべてが慰霊の為に建てられたそうです。

こんな穏やかな姿で迎えてくれているここも、ひとたび姿を変えると人の命をも飲み込む悪魔となります。

「長野県警レスキュー最前線 長野県警山岳遭難救助隊・編」でも、震え上がるような記録が記されています。

 

 

この日のパーティーは、前を歩くK子さんとN子さんとワタクシT美の3人。

 

ワタクシはここでアイゼンを着けて、ふたりを追いかけました。

 

 

今にも落ちそうな雪庇

こちら方面には行きませんが、自分たちが歩くところも気を付けて進みます。

 

 

唐松岳までもう少しです。

この手前で風が少し出て来たので、シェルを羽織り、帽子をニットに変えました。

 

昨年のGW、ここから先は爆風で撤退しました。

今年は、雪が少なく地面が出ているところがありました。

 

 

無事に3人で、唐松岳(2696m)に登頂しました!!

3人で喜びの舞を・・・(笑)

 

 

劔岳にご挨拶!

凄い解放感で気持ちいい!!!

 

 

劔岳、カッコイイですね

 

 

中央やや右の尖った黒いのが槍ヶ岳

劔岳の左側をずっと見ていったら見つけました!

劔岳にしても、登ったことがある山を違う山から見るのはうれしいものです。

あ、そこのあなた、今頷いたでしょう(笑)

 

 

振り返ると日本海の水平線が見えました。

山頂はわりかし心地よかったので、少し長居ができました。

登ってきた登山者2組ほどと写真の撮りあいっこをして、下山開始です

 

 

名残惜しいから、いっぱい写真を撮りました。

何本もの飛行機雲が色々な姿を見せてくれました。

 

お天気は下り坂のようです。

1日前倒しにして大正解ですね!

 

 

ダケカンバが生えているエリアまで降りてきました。

 

 

あと少しでこの素晴らしい山行を終えようとしています。

目線の先には赤い屋根の八方池山荘とリフト小屋が見えます。

ワタクシは、ここでアイゼンを外しました。

 

ふたりを追いかけながら、残り少なくなった時間を楽しみました。

 

 

帰りも3つのリフトを乗り継いで下ります。

昨年のGWより雪が少なかったけど、あの時みたいな爆風はなく、とても気持ちの良い山行となりました。

雪がない時にも登ってみたくなりました(^^♪

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