奥多摩・ 奥秩父

地図読み山行@高水三山・5月20日

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本日はSリーダー・T美サブリーダーのもと、地図読み山行。

登山初心者の私は、地図読みがまったく出来ず不安を覚えていたので、Sリーダーが公募(山行を企画し、希望者を募ること。私のような初心者にはとても有難い)してくれたのを幸い、山行に参加。地図読みを勉強してきました。果たしてその成果やいかに?!

 

当日は前日の予報でもあいにくの小雨or曇りの予報。当日朝から小雨がぱらつくあいにくの天気でした。朝8時に御嶽駅集合。登山道入り口のお寺まで移動してそこでキックオフ。SリーダからA3拡大の地図を渡され、そこにびっしり書き込みが!「まずは大きな地形を把握しましょう」「分岐は確認できたか」「コブを右手に見て進めたか」などなど。Sリーダーが私に「じゃあ、先頭よろしくお願いします」。いよいよ地図読み山行スタート!

 

小雨がぱらつく中、地図読み山行スタート!

 

地図を片手に登山開始。なにせ登山初心者なので、地図を頻繁に見ながら登っていく(若い人が街中で、スマホを見ながら歩いているのに似ているなーとふと思う 笑)。最初のチェックポイント、送電線鉄塔を見つけることができホッとする。今までは「鉄塔ねー」くらいしか思っていなかったけど、とてもありがたい存在。地図上では道があるが、もう廃道になっているところもあり。Sリーダー曰く、「地図は、出来上がった瞬間に古地図になるんですよ」。なるほど!

 

分かりやすいランドマーク、鉄塔

 

地図を見てどんどん進み、惣岳山に到着。ここでお役御免。難しかったけど、とても楽しかった。パーティーのK子さんが「地図読みって、クイズみたいで面白い」と言っていたけど、ほんとその通り!N子さんに先頭を譲った。

惣岳山。ここでお役御免。

お約束の集合写真

次は馬仏山に向かって進むバリエーションルート。分岐のところにフェンスがあったけど、すごい直登…。けっこうエグいね…。途中、馬の慰霊碑が。馬仏山って、やっぱり馬の成仏を願って命名されたのかな?とみんなで話しました。

  分岐を左へ。すごい直登。

馬の慰霊碑

「まぼとけ」と読むようです

 

途中の岩茸石山で先頭をN子さんからK子さんにバトンタッチしつつ、馬仏山→岩茸石山→高水山へ。先頭が終わってユルユルの私は、何度もロスト(地図で自分の位置が分からなくなる)しながらも頑張って読図。「右手にコブがあるでしょう?」「稜線にあたったら、必ず立ち止まって位置を確認しましょう」。Sリーダーの説明になるほど、などほど。でも疲れてくると気が抜けている自分…。登山でこんなに頭使ったのは初めてだ。

岩茸石山。午前中はずっと小雨&ガス

岩茸石山からの下り。晴れたらきれいなんだろうなー

 

高水山から永栗ノ峰へとバリエーションルートを辿る。地図上は500m進んで分岐がある感じだったのが、ほんの100mほどのところにあってびっくり。Sリーダーが「地図はうそをつくこともあるんですよ」。実地を見ながら、常に考えないといけないということか。

味のある標識です

 

無名のコブに登ったところで、Aさんに先頭をバトンタッチ。いよいよ私の苦手な下りの開始だ。すでに雨はあがっているものの、朝からの小雨で濡れてつるつる滑る。私も転んだし、パーティーでも転ぶ人続出。下りの最後は地図ではいちおう登山道になっているけど、「え?ここを下るんですか?」というすごい下り…。Sリーダーが道を探しつつ進み、お寺(慶徳寺)の裏に出て「やったー」と大喜び。いやー、怖かったー。

木が刈られていることもあり、転んだら大変なことに…

いやー、ほんと怖かったー

 

地図読みは実は2回目だけど、初回は入会してすぐの初登山だったので、もう地図読みどころではなくてついていくのが精一杯。今回は地図読みを学びたくて登って、地図と実際の地形を見ながら見比べながら登ることができて、とても勉強になりました。Sリーダー、T美サブリーダー、公募してもらい、ありがとうございます!

登山道で癒してくれた花々

 

山を降りて反省会。反省会も含めて、とても楽しい山行でした。

多くの論点で盛り上がった反省会

<学んだこと>

  • 地図読みはクイズである。平面図から立体図を想像し、実地と見比べながらクイズを解く。
  • 地図はできた瞬間に古地図になる。地図には嘘や間違いもある。
  • 地図は頻繁に見なければならない。ランドマーク・分岐・稜線にぶつかったところなど。

 

<感じたこと>

若い頃、バックパックをしょって海外旅行をしていたが、その時は「地球の歩き方」を片手に地図を見ながら歩くしかなかった。「ここが何とかStreetと何とかRoadの交差するところだから、こっちだろう」と見ながら歩いていた。北に進んでいるつもりが、南に行っていて歯ぎしりしながら戻ったこともあった。新しい街につくたびに、最初に地図をゲットしに行ったっけ。山での地図読みと似ているなーと思いました。

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