9月25日-26日で、火打山~妙高山を縦走してきました。この計画は何年か越しなのだけど、今年は更に天候理由で8月予定を9月に変更し、更にもう一日日程を遅らせての出発となりました。そのおかげで、お天気は申し分なく、素晴らしい展望を目にすることが出来ました。
東京〜笹ヶ峰駐車場に駐車~高谷池ヒュッテに荷物デポ~火打山~高谷池ヒュッテ泊~妙高山北峰~妙高山南峰~燕温泉~タクシーにて笹ヶ峰駐車場〜東京 が、今回のコースです。
早朝に東京を発って、予定より少し早く笹ヶ峰登山口に到着できました。
さあ、ここからスタートです。ここで入域料をポストに入れて記念のキーホルダーをひとついただきます。登山届の投函も忘れません。
木道を歩き、橋を渡っていくといよいよ本格的な登山道が始まります。
さほど困難でもない十二曲りですが、曲がる都度サインがあるので、あとどのくらいかわかって歩きやすいです。途中で、「十二曲りの先の岩場に、地蜂の巣があるので気を付けて!」とか、「藪で、何度もガサガサ音が聞こえた💦」とかの情報を、スライドする方がくれました。気を付けていきましょう!
十二曲りの先の険しい岩場を歩いて振り返ると、北アルプスの山々、水晶・鹿島槍・五竜・劔・白馬などが見えました!
途中に携帯トイレブース(モンベルのテント)があります。10月末ぐらいまでは設置されているようですよ。そういえば高谷池ヒュッテもモンベルサイトから予約でした。
前方に見える黒沢岳の西側(左手)をトラバースするように進みます。そうは見えませんが、落ちたら確実にヤバい道です。
アルプス展望台の先、間もなく高谷池ヒュッテに到着
人気は土日祝だけ提供さfれるプリンのようです。
カーテンで仕切られていて、下の段は奥に棚もあります。複数本のハンガーや吊るされた洗濯ばさみがありがたいです。
チェックインが終わったら、荷物の一部をデポして火打山へ急ぎます。ここまでのんびり歩いてきましたが、ここからはちょっと本気出さないと!! お夕食(前半で割り振られていた)に間に合わなかったらイヤですものね。
天候も素晴らしくて、気持ちの良い風景です。
火打山も雲一つかかっていませんね。
翌日登る妙高山も快晴です。
ライチョウ平では雷鳥の声も姿もありませんでした。このお天気ですものね(^^♪
二転三転…いや、もっとカモ…ようやく火打山山頂を踏むことが出来ました。山頂にはソロの女性がひとりだけ。写真を撮りあいっこしました。
肉眼では海が見えました。グーグルマップで確認すると、新潟の上越駅と糸魚川駅の間辺りのようです。
頚城三山の一座、焼山は2022年登山道が付けられたそうです。足の速いM崎さんなら、頚城三山(妙高山・火打山・焼山)を1日で歩いてしまうのでしょうね。ワタクシは、9月中旬に中止となった雨飾山方面にとても行きたくなって、中止決定後すぐに1ヵ月先の予定を入れました。10月中旬の紅葉真っ盛りに雨飾山を予定しております♪
無事に、お夕食の1時間前に戻ってこられました。早速ビールでお疲れ山乾杯をしました。
小麦粉を使わずに、この地の米粉と米麹で作った特別なカレーはご飯も特別なようで、とてもおいしいです(^^♪ おかわり自由ですが、お茶などの水分の提供はありません。水場の水は沸かさないと飲めないので、ペットボトルの水を買いました。
熱々のおにぎり。鮭のふりかけとゴマ塩だけのシンプルなおにぎりですが、翌日冷えてもおいしく頂けました。
2日目…5時からの売店営業を待って、水2本とアクエリアスを買いました。
やや白みだした中を歩き始めました。茶臼山を通過して歩みを進みます。
朝から晴れ予報でしたが、ガスがかかっています。
黒沢池ヒュッテは、建築家でそして登山家でもあった吉阪隆正氏の設計だそうです。 氏は他にも、雷鳥沢ヒュッテや涸沢ヒュッテ新館の設計もされたそうです。黒沢池ヒュッテで1個目のおにぎりをいただきました。黒沢池ヒュッテの売店は7時半からの営業なので、高谷池ヒュッテで水等を購入しておいて良かったです。ここも、水場の水は沸かさないと飲めません。
ここまでも、トラロープや鎖場は何ヶ所も出てきました。段差が大きくて大変なところも多々ありました。
妙高山手前の岩山付近です。ダケカンバは、割と大きいです。高谷池ヒュッテから外輪山へ登り、また下って登りを繰り返してきました。このあたりがハードコアな部分かなと思いながら歩きました。
ようやく妙高山山頂に立つことが出来ました。山頂には、燕温泉から妙高山ピストンの方や、火打山に登りヒュッテ1泊して妙高山から笹ヶ峰へ下りる方など、そこそこの人がいました。そして、何よりもお天気が良いです! どうやらこの日の「妙高山山頂は晴れ」予報は間違っていないようで、途中の高度がガスだったようです。
妙高山山頂で、2個目のおにぎりをいただき、笹ヶ峰へ戻っていく人としばらくお話をして燕温泉へ向けて下山開始しました。
下山前に、妙高山の南峰も踏みました。修験道の山です。岩場が多いです。
やがて、ここから長い鎖場が始まるようです。前夜、高谷池ヒュッテで日本百名山のDVDを鑑賞しました。DVDは燕温泉からのぼる反対向きのコースでしたが…
先にYさんが下りています。この先でYさんから「登ってくる人がいるからどこかで避けて」と声がかかりました。下りの最中で、鎖から離れて小さな岩に立ち山肌につかまってやり過ごしました。スライドした男性は、鎖をがっしがっしと掴んで登っていきました。
先の鎖場は、しっかりとした鎖と足場があるので、難しくはありませんが、混みあっているときには大変だと思います。
長い鎖場も終盤です。
上の方は階段状の足場があるけど、下の方は階段状になっておらず段差も大きめなので、足場を目視で探しながら下りました。
1日目は気にもしていませんでしたが、2日目の妙高山から先は、電波のつながらない「不感地帯」が多かったですね。万が一の時の為に、iPhone14以降のサービスを確認しておくとよいかもしれません。
iPhone で衛星経由の緊急 SOS を使う
下りてきたらガスが晴れるところもあったり…
そしてまたガスに覆われたり…
胸突き八丁ってここかなって言いながら下りてきたら、あっという間に終了しました。
赤い沢沢から離れるところにはピンクテープがありますが、見落として沢を進んでしまわないようにしましょう。
温泉の匂いがします。川は温かくはありませんでした。
そばまで行ったら、声が出ちゃうぐらいの迫力でした!
ひとっ風呂浴びたいのを我慢(笑)
光明滝のそばには残念ながら行けません。
「大」の字に見えますか?
愛らしいウメバチソウも終盤です。
燕温泉まで下り、タクシーで笹ヶ峰駐車場まで戻りました。途中、霧がかかる山道です。Yさんの車を乗り換えて、「苗名の湯」で汗を流して帰路につきました。
日本百名山2座の名前が刻まれています。可愛いです(^^♪