
初めて「鳥取砂丘コナン空港」✈️に降り立った
羽田から約1時間15分。飛行機が揺れたためにリンゴジュースのサービスのみでした。この航空路は揺れることが多いらしいです。

ランチは精進料理
お吸い物と焼きトチ餅のおぜんざいも出てきた
三徳山(みとくさん)参道入り口から入山し、皆成院にて精進料理のおいしいランチをいただきました。精進料理になぜ肉や魚がないのか、この歳になって初めて知りました。この食事が、最期の食事にならないことを祈ります。

三徳山のご神木
紙垂が付けられた大きな杉の木
入峰修行受付所で靴底のチェックを受け、注意事項の説明を受けて輪袈裟を受け取りました。先には樹齢1000年の杉の樹が見えます。前に立つ人と比べると、その立派さがよくわかります。この先の「あの世とこの世を分ける川」を渡って、いよいよ修験道、行者道が始まりました。

カズラ坂
三徳山は雨が降ったら入山禁止となります。4日間雨が続いた後の入山なので、どこもずるずるで滑ります。しかし、樹の根っこはしっかりしており、問題なくつかめるし踏めました。

つるつるで登りにくい岩
泥のついた靴底が、濡れて滑る岩を余計に滑りやすくしていました。

需要文化財の文殊堂
建てた宮大工もスゴイ!
しっかりとした鎖が掛けられているので、しっかりと掴んで登りました。

靴底が心配な方はわらじを購入する
わらじを購入した方にお話をお聞きしたところ、滑りにくくて歩きやすかったそうです。登山靴より、足袋とわらじがベストアイテムかもしれません。

文殊堂の映えスポット
外廊下は内側から外側に向かって傾斜があり、歩くだけでも怖いです。

文殊堂からの展望
5日ぶりの入山許可日。10月5日と6日だけ雨が降らず、また7日から雨で入山禁止となったようでした。ラッキーでした!!

文殊堂下を登ってくる人
外廊下の下には、登ってくる様子が見えました。

観音堂の裏を回って「生まれ変わった」
文殊堂、地蔵堂の先の鐘楼堂で鐘をひとつ突き、鐘楼の下を通って馬の背、牛の背のナイフリッジを通過しました。納経堂、元結掛堂の先には岩の下に建てられた観音堂があり、その裏側の真っ暗なところを通ると、母親の子宮に戻って生まれ変わると言われています。

険しいところを回り込むと、いきなり国宝「投入堂」が現れる
おおっ!! 日本一危険な国宝と言われる投入堂(なげいれどう)が目の前に現れました。三徳山奥の院「投入堂」は役の行者が法力で投入れたとされ、 建立方法については、今もなお謎のままのようです。

オーバーハングになっているし、どうやって建てたのだろう
平安時代に建立され、修復を重ねられてきたようです。岩のくぼみに柱を立てており、地震や岩肌の崩壊などで崩れなかったのが不思議でなりませんでした。

愛染堂と投入堂
右手には不動堂
ここまでも、県文や重文の建築がだらけでした。三徳山はすごいところです。

先を折り返して安定した場所で愛染堂と投入堂を登拝
ここで、ゆっくりと国宝投入堂を遥拝しました。

下りの鎖場
往路と復路は同じルートだったり違っていたりしました。根っこはしっかりしていますが、とても滑ります。鎖があって良かったです。

あの世とこの世の堺の川に架かる橋
ようやく、橋を渡ってこの世です。行程は1.4キロほどと短いし、累積標高も約250m弱です。が、その行程は修験の道、行者様が修行された道に他なりませんでした。

輪袈裟を返却
無事に戻ってこられたので、輪袈裟をお返ししました。六根清浄(ろっこんしょうじょう)…目・耳・鼻・舌・身・意(心)の六器官が清められました。

大山の麓は酪農が盛ん
白バラブランド製品は色々あるようだ
オマケ画像(笑) 近くのコンビニの棚です。すなば珈琲など、この地方のブランドが人気のようです。

お夕食はこの地の名産品揃い
海に近いのでお魚もおいしい
オマケ画像その2(笑) 大山牛のすき焼き、大山地鶏のホイル焼き、日本海のお刺身、とてもおいしかったです。

投入堂のご本尊「蔵王権現様」
三徳山三佛寺のご本尊は「蔵王権現様」。宝物堂にはご本尊があったけど、レプリカかなあなんて思いながらお参りしました。
鳥取迄出掛けて、雨で入山できなかったらとても残念です。この修行を受けることが出来たのは、とてもラッキーだったということです。でも、しばらくは良いかな~💦