2018.5.16Wed Member:T.T. 、M.M.、 Oさん
奥武蔵大持山の南面に位置する冠岩沢を遡行。冠岩林道へ駐車し、入渓点へ移動する。(8:05)
とある情報によると、付近にある冠岩集落は「かむりいわしゅうらく」と読むそうだが、「かむりいわ」でも「かんむりいわ」でもどちらでも良いようだ。
入渓して間もなく3mの滝。高さは無いがホールドが脆い。早々にロープを出してもらう。(8:25)
この日の気温は練馬は30度越えだっただろうか。しかし、沢は涼しく水は冷たい。涼は求めていたが水をかぶると寒く震えるくらいだ。
3mの滝を上がり終えロープ片付けの最中、右岸から落石が。ふと見上げてみると何か真っ黒いのが動いている・・・クマだった。サイズは中程度だろうか。30mくらい上の方からこちらをジッと見ているので、あわせてジッとみつめる。そのまま2~3分経つと、プイッと方向転換してゆっくりと上の方へ歩いて行った。その後しばらくは右岸上方向が気になって仕方がなくなる。
倒木が多いが登れる小滝が続くので、やりがいがある。どんな小滝もガンガン登っていくTミちゃん。さすが! 私は巻きます。
2段15mの滝は左から。「ハーケンがあると思う」という事で、探り探り登っていくが見当たらず。結局上までそのまま上ってしまった。(9:15)
それにしてもこの沢は良く苔むしていて、人があまり入っていないのでは?と思うほど綺麗。真夏はさぞ快適だろう。
25m大滝は右から高巻く。斜面が脆いので慎重に進むが、ロープなどは要らない程度。(11:00)
最後の8m滝。(11:30)
右からハング下を通り中央上部へ。ハングしたところにカムでランニングビレイをとる。ハングを過ぎると右壁に残置ハーケンあり。滝の落ち口最後の一歩が難しい。左足のぬめったフットホールドをステミング気味に踏み込もうとするが、怖くて踏み込めず一進一退しながら暫く格闘する。最終的には、膝までつかい見苦しい登り方で終える。時間をかなりかけ、ビレイヤーも体が冷え切ってしまったはず。情けない・・・。
沢も次第に枯れていき、登山道に合流。(13:05)
下山路で地図読みの練習もしながら冠岩集落(廃集落)を通過し、駐車地へ到着した。(14:40)