朝4時の空。
振り返れば至仏山の頭が、雲に隠れています。
見晴新道の登山口。
指導標がしっかり整備されているので助かります。
1,900mあたりから、登山道や窪地に残雪が目立つようになりました。
ピンクテープをたどり、プレートを確認しながら登ります。
雨が降ってきました。
ここまで来て8合目のプレートがない。あちこち捜したら、広めの残雪の端っこに指導標を発見しました。上向き⇑に「柴安グラ0.8km」の文字があります。
素直にこの残雪を上へ上へと登っていきます。
途中で残雪から分かれて、左の登山道に入ります。
あった! 9合目のプレート。
目印の大岩。
稜線。 でも、なにも見えない。
山頂碑をうろうろと捜す。
ありました。オートで記念撮影。燧ケ岳は双耳峰でこちらは柴安クラ(2,356m)で、コルをはさんでもう一つの山頂俎板クラ(2,346m)へ向かいます。
ところが、ハイマツの先がまだ雪が残り尾根を形成しています。写真では分かり難いのですが、雪は緩んですべりやすく痩せています。なによりも、天候が悪く先が見通せません。残念ながら、ここで引き返すことにしました。
下山途中の8合目あたりで、一瞬雲がはれて日がさしました。至仏山が見えます。貴重な一枚となりました。