奥武蔵探索シリーズ第2弾は名栗川の支流、湯基入(とうぎり)にしました(2020年8月16日)。源流部は面白かったけど下部は不完全燃焼でした。
アプローチは林道。標高320メートル辺りで入渓しました。入り口の堰堤を越えるとゴーロの河原歩きです。でも、すぐに良さげな渓相になってきました。暗くてゴルジュっぽい。突撃しました。
曲がった先は、やっぱりゴルジュでした。しかも3段5メートルくらいの滝がある。勢いで突っ込むと後で泣きをみそうです。牛喰沢の失敗があるのでおとなしく引き下がりました。
諦め切れずに高巻くと、上流には巨大な堰堤がありました。こりゃダメだわ。林道まで引き返しました。
標高470メートル辺りで再び入渓。堰堤はないものの難所もなく淡々と進んでいきました。唯一の滝を越えると、もう源流部の渓相です。
あちこちに石組みがあり、道型も残っています。小さな平地で一休みしました。
詰めは近そうです。気合を入れて沢の流れをたどっていくと突然、岩壁が現れました。足元に穴があり流水が見えます。穴からは冷たい風が噴き出していて気持ちいい。
右にトラバースして枯れ沢を詰めました。グズグズの斜面にアックスを突き立て、立木につかまりながら高度を稼ぎます。
それほど頑張ることなく稜線に出られました。三角点のある黒山のピークで休憩し、岩茸石経由で林道に戻りました。
途中で湯基入の岩場をチェックして帰りました。