梅雨の合間の晴れの日。
昨年より予定していた那須三山に出掛けてきました。
ロープウエイの先、峠の茶屋跡がある県営駐車場に車を停めました。
駐車場にはきれいなトイレと休憩所があります。
身支度をしてスタートしようとしましたが、風が強くて思いがけず寒い!
風除けにレイン上下を着ましたが、まだ寒く、更に下に1枚ずつ重ね着をして、ようやく出発です。
この先の「山の神」に安全登山を祈りました。
サラサドウダンのお出迎え。
上の方はこれから咲くようなので、まだまだ楽しめそうです。
マイズルソウを発見しました。
マイズルソウも、この先に群生地があり、蕾が出始めたばかりなので、これから楽しめそうです。
避難小屋です。
数年前、申し込んだツアーは台風の日でも決行され、この避難小屋の中は満員電車のようだったことを思い出しました。
あの時は、他のツアー客もいてごった返していたので、狭い避難小屋だと感じましたが、実はそれほど狭くはなかったようです。
避難小屋で、さすがに着込みすぎて暑くなったので、中に着ていたものだけ脱ぎレイン上下は防風対策として着用していました。
既に山頂を踏んだことがある茶臼岳は後回しにして、朝日岳と三本槍岳に向かいます。
避難小屋から朝日岳に向かうコルは、相変わらず風が強く歩きにくいです。
でも、イワカガミが可愛い!
ピンク、薄いピンク、白のイワカガミ達
最初は反応が薄かった同行のY本さんも、その可愛さにメロメロになっていました(笑)
朝日の肩にザックをデポして、朝日岳(あさひだけ/標高1896m)にやってきました。
朝日岳から見た歩いてきた道です。
茶臼岳(ちゃうすだけ/標高1915m)の存在感は大ですね~
やがて、三本槍岳方面には雪が残っているのが見えました。
1900峰を超えて、清水平に降りて行きます。
清水平を歩く先行者。
しばらく、木道が続きます。
登り返して歩いていくと、ミツバオウレンがたくさん咲いていました。
ここのミツバオウレンは、小さいですね。
「あれは何だろう?ツツジかな?」
そばに寄って、よく観察しました。
あっ!話に聞いていたムラサキヤシオじゃありませんか!!
初めて会ったムラサキヤシオに大興奮です(^^♪
三本槍岳(さんぼんやりだけ/標高1917m)山頂に立ちました。
那須三山(茶臼岳・朝日岳・三本槍岳)の最高峰です。
さあ、のんびりゆっくりお湯を沸かしてランチタイムです。
雲の真下付近、北北東には大きな猪苗代湖や安達太良山が見えました。
西には燧ヶ岳や会津駒ケ岳が…
山頂を堪能したら、下山開始です。
避難小屋迄は歩いてきた道を帰ります。
三本槍岳下には、ミネザクラが咲いていました。
もう、ほとんど散っていますが、ワタクシたちの来山を待っていてくれたかのようです。
下界は初夏に入ろうとしていますが、ここは芽吹いたばかりの若芽もあり、春の装いです。
背丈ほどのトンネル状の登山道を歩きます。
単独の時には、クマ鈴があった方が良いかもしれませんね。
清水平でおやつ休憩をし、登り返していく途中で見つけました。
フデリンドウなのかハルリンドウなのか、あまりにも小さすぎてよくわかりません。
花の長さが1cmにも満たないくらいでした。
階段状の登山道の奥に、隠れるように咲いていました。
朝日岳下のトラバースです。
細い岩場のリッジには鎖が張られていました。
避難小屋に向かって降りて行きましょう。
避難小屋が近づくと、茶臼岳の向こう側に何やら下が平らな変な雲が見えました。
お天気が心配です。
避難小屋で脱いでいたレイン上下を防風対策に着用し、最後の一座の茶臼岳に向かいました。
降りてきた方が、茶臼岳の向こうでは雨が降り出していると教えてくださったので、茶臼岳には登らず下山することにしました。
下山途中で見つけた花。
名前を知りたいです。
往路で手を合わせた「山の神」に、無事だったお礼を申し上げました。
幸い雨にはあいませんでしたが、駐車場はやがてガスが降りてきて、そのうち雨が降り出しました。
那須の山々は、何とも言えないくらい良い山でした!!!
たくさんの方に愛され、大切に守られていることを、整備に来てくださっていたパトロールの腕章を方や着けた方や、すれ違った方々の様子で感じました。
何度訪れても良い山かもしれません。
次回は季節を変えて、山中の山小屋温泉に泊まったり、那須五山の残す山(南月山・白笹山)を歩いてみたいですね。