奥武蔵探索シリーズ第4弾は名栗川水系のハネバミ入でした(2022年7月24日)。今回はTCさんが相方です。心強い。
ネットに幾らかある記録は、蕨山に直接抜けるルートなので別の枝沢を詰めるつもりでした。しかし、地図を読み違えて同じコースになってしまいました。探索としては失敗。でも、事前に情報は見ないで登ったのでオンサイトです。
入渓は白岩渓流園から。
美しい淵がありますが、ぬれたくないので泳ぎはパス。
次々と現れる小滝は気持ちよく越えられます。
岸に踏み跡があれば利用し、難しそうな滝は巻いて先を急ぎました。
標高600メートルを過ぎると穏やかな渓相になります。谷は広く、両岸は広葉樹なので明るい。気分よく進めます。
TCさんは8メートルの滝を直登。自分は巻きました。
そろそろ源流かなと思ったころ、大きな滝が現れました。4段20メートルの滝です。一見して難しそう。上部の様相も分からないので無闇に取り付けません。右岸の不安定な急斜面を登って様子を見ると、やっぱり難しそう。
なるべく傾斜の緩そうなところを選んで、ダブルアックスで枝尾根を登りました。
滝の上部はまだ水量が豊富でした。水線に戻りたい気持ちもあったけど、安全策を取ってそのまま枝尾根を登りました。だんだん、傾斜が緩み足場もしっかりしてきました。そのまま進んでいくと稜線の登山道に出ました。
TCさんは今シーズン初めての沢。「気持ちよく歩けて滝も登れた。憧れのダブルアックスも使えた」と満足そうでした。
ナビの失敗は不本意でしたが、スッキリと登れて緊張感のある詰めもできたので、よしとしよう。