11月26日(土)~27日(日)
N原さんにお願いして、カモシカ山行をしていただきました。
最初は、N原さんとワタクシT美の「ふたりで朝帰り(笑)」の予定でしたが、N原さんが「よろしかったら、他の方もお誘いください。」と言ってくださったので、お声がけさせていただいたら、T村さんとK子さんが参加してくださいました。
ワタクシは、今まで高尾山でダイアモンド富士を見た後に、混んだケーブルカーに乗るのが嫌で、1号路を歩いて下りたことがあります。
高尾山の1号路は、ケーブルカーの山頂駅より下は舗装道路ですが、街灯もないので真っ暗です。
本当にどんなに目を見開いても真っ暗です。
そんな中、グローブを落としてしまったけど、見つけることも出来なかった記憶がありました。
何故、真っ暗な中を歩きたかったかと言うと…
通常、明るいうちに山小屋や交通機関に到着は当たり前です。
が、万が一何かの関係で日没になってしまった時には…
ビバークが基本です!
ただ、あと少し歩けば下山できるとか、山小屋に到着すると言うときには、ビバークで怖い思いをするより、歩く選択肢があってもよいのかもしれないと思ったのです。
が、基本はビバークです!!
もちろん、登山道から外れていたら、絶対にビバークです!!!
そんな気持ちを汲み取って、N原さんは今回の体験をさせてくださいました。
聞くところによると、山岳会では昔からカモシカ山行と言って、夜歩く訓練山行をやっていたそうです。
芦ヶ久保駅を23時頃スタートしました。
熊さんには「人が音を出しながら入るけど、襲わないでね(^_-)-☆」とお願いしてるけど、まむしはワタクシたちが気を付けなければいけないようです。
早速、T村さんがクマ鈴を出してくれました。
しかし、大ピンチです!
なんと、犬の鳴き声が前方から近づいてきたのです。
それも、トラバースで。
野犬かもしれません(◎_◎;)
襲ってこられたら逃げ場がありません。
N原さんも初めての経験で、もちろん想定外だそうです。
しばらく、停滞していると、やがて声は遠くに去っていきました。
ホッとして、歩きだしました。ヤレヤレ。。。
ヘッドランプを点けて地図読みもします。
N原さんの地図には、枝道や沢などが書き込まれていました。
どんなことが書かれているか、今後の参考になります。
小さな沢渡渉が数回ありました。
全員が渡り終わるまで、先頭を歩くN原さんが確認してくださいました。
危険なところは、振り返って確認するのは大切ですね!
先を行く人の足取りは後ろの人が見えますが、後ろの人の足取りは前を歩く人が確認しなければ、気が付いたら後ろが居ないなんてこともあるかもしれません(*_*)
大野峠の四阿で、ヘッドランプを消して、電池を出しました。
電池が切れた時のシュミレーションです。
そこから、前の人のヘッドランプが見えない距離迄離れて歩きました。
真っ暗な中、ひとりぼっちです。
自分のヘッドランプだけがたよりです。
まさに、望んでいた経験です(^^♪
大野峠の上にあるパラセイルのプラットフォームから見た東京方面の夜景が、めちゃくちゃ綺麗でした。
ちょっと靄っていますが、スカイツリーの灯りが見えます。
東京タワーはきっと消灯中なのでしょう…判別できませんでした。
丸山手前でも、ひとりずつ離れて歩きました。
三角点にタッチ。
丸山でツエルトを張り、ビバーク体験をしました。
4人がかりなので、数分で張れました。
中でお湯を沸かして温かい飲み物を飲みました。
因みに、このコッヘルもブス板(何故かブス板に反応するT美(笑))も30年選手らしいです。
なんか、ほっこりです。
一瞬、緊張の糸がほどけました。
休憩後、手分けしてツエルトを撤収しました。
宝くじで造られた丸山の展望台に上がって、東京方面を見ました。
大野峠の上からの夜景の方が、樹に邪魔されなくて綺麗ですね。
秩父方面の夜景です。
東京方面と比べて白っぽいです。
上を見上げると、オリオン座がワタクシ達を見下ろしていました。
お隣の赤い星はアルデバランでしょうか。。。
朝5時過ぎ、無事に芦ヶ久保駅に戻ってきました。
このシーズンのカモシカ山行は、虫やヘビが居ないし、冬枯れで見通しもよいのでベストだと思います。
このような経験を積んで、万が一の時の為に備えていきたいと思います。
貴重な経験をありがとうございました。
電車の中、爆睡するT村さんとK子さんzzz~~♪
ワタクシは、興奮がおさまりませんでした。
夜明けの車窓から見た赤富士は、それは素晴らしいものでした。