第12回みちのく潮風トレイル(2022年11月26~28日)
-宮古市南部、山田町その2- R.M
紅葉はほぼ終わっていたが、快晴の中、カエデの赤い紅葉にいやされながら、落ち葉を踏みしめて歩いた3日間だった。
2日目は、峠越えの古い集落道を歩く。集落道といっても、まったくの山道で、標高400mの峠まで登り、海岸まで下るコースだった。昔の人は、日常的にこんな山道を歩いて暮らしていたのだろうと、思いを馳せる。
バスで一緒になった地元(重茂)の元気な2人のお婆ちゃん、岩手船越の80歳の女性タクシー運転手、民宿「おとべ荘」のお母さん、道で出会った方々など、これまでで地元の方と一番話したトレイルであった。震災で旦那さんをなくされた方もおられたが、優しく親切な岩手の皆さんとのお話で、たくさんの元気をもらった。
(注:「みちのく潮風トレイル(八戸~相馬全長約1000㎞)」は、練馬山の会50周年記念行事で完歩をめざして、グルッペが中心になって実施中)
今回歩いたコース
11月26日:重茂営業所バス停~民宿「おとべ荘」(約3㎞)
11月27日:石浜バス停~標高420m地点~浜川目堤防(約11㎞)
11月28日:秀全堂~道の駅山田(約5.5㎞)
参加者:LR.M、N.M、K.I、S.O(会員外)

1日目に宿泊した民宿「おとべ荘」に置かれていた、浄土ヶ浜ビジターセンター作成の潮風トレイル応援の旗「Trail town MIYAKO」

川代海岸にあった津波到達地点の石碑。左に見える家は、ギリギリ助かったようだ。

他の広葉樹の葉は落ちていたので、カエデの紅葉が一段と映えていた。

浜川目の新しく作られた堤防からの綺麗な夕日

陸中山田駅にあった潮風トレイルの看板

牡蠣などの養殖が盛んな山田湾

「カキ小屋」の前を通ったが、残念ながら予約がとれず味わうことができなかった。