縦走

天覧山から武甲山 年越し縦走

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天覧山から武甲山 年越し縦走

2022年12月31日から2023年1月1日にかけて奥武蔵全山縦走をしました。31日の午後2時に飯能駅を出発し、1日午後1時に横瀬駅に到着。行動時間は約23時間でした。全山縦走は毎年挑戦したものの、寒さや装備の不備で敗退し続け、達成するまで5年かかりました。

天覧山中段は気温6度。年末は何かとやることが出てくるので予定より約2時間遅れで出発しました。

天覧山中段を出発します

天覧山中段を出発します

多峯主山はにぎやかでした。行手の山々をながめて気合を入れました。

武甲山をはじめ、これから向かう山々が見えました

武甲山をはじめ、これから向かう山々が見えました

天覚山には午後8時半ごろ到着。いつもながら夜景が見事です。

天覚山からは都心方面の夜景が見渡せます

天覚山からは都心方面の夜景が見渡せます

気温2度。風が冷たく感じます。

子の権現には11時前に到着。気温1度。まだ初詣客はおらず、閑散としていました。

子の権現で仁王さんにごあいさつ

子の権現で仁王さんにごあいさつ

自販機でホットレモンを購入。おいしかったです。ここまでくると、もう帰りの電車はありません。覚悟を決めて進みます。

除夜の鐘が鳴り始めたころ、天目指峠に着きました。午前0時、ここで新年を迎えました。古御岳で休憩し、ベビースターラーメンを食いました。気温はマイナス1度。じっとしていると体がどんどん冷えていきます。

2時23分、伊豆ケ岳に到着。寒いので写真を撮ったらすぐ出発です。

伊豆ケ岳に到着。寒いです

伊豆ケ岳に到着。寒いです

山伏峠は気温マイナス4度。もう、登ってないと体が温まりません。急登はゆっくりと、緩やかな所は早足で進みました。

藪っぽい武川岳の頂上は少しだけ夜景が見えます。

武川岳はもっと寒かったです。鹿が鳴いてました

武川岳はもっと寒かったです。鹿が鳴いてました

ピィと鳴いて鹿が逃げていきました。普通は一目散に逃げていくのですが、何度もピィピィ鳴いてます。ヘッドライトを向けると200メートルくらい先に青く光る目がありました。伊豆ケ岳の頂上付近でもそうでしたが、こちらの様子をうかがっていたようでした。

妻坂峠から先は初めての行程です(逆コースは経験あり)。この先に逃げ道はありません。覚悟を決めて進みました。

大持山への上りは結構ハードでした。東の空がだんだん赤く染まっていく景色に励まされました。

うまく日の出を撮影できる場所があればいいなと思っていたら木々が途切れて見晴らしの良い場所に先客が2人いました。その後も何人か登ってきたので有名な初日の出スポットなのでしょう。日の出まで約10分と時間的にもドンピシャでした。

6時52分。待望の初日の出が新宿副都心の上に現れました。

初日の出です。絶好の撮影ポイントがありました

初日の出です。絶好の撮影ポイントがありました

天気も上々で、なんだかとても得した気分になりました。よし、頑張って武甲山登るぞ! てな気分に(一時的に)なりました。単純。

しかし、現実は甘くない。子持山はなかなか現れず、シラジクボは遠かった。武甲山に取り付く時はヘロヘロになってました。魂を飛ばして急登をはいあがり、最後のピークに着きました。

最後のピーク、武甲山に着きました

最後のピーク、武甲山に着きました

頂上は誰もおらず、真っ白な浅間山が印象的でした。一ノ鳥居前の急坂はかなり足腰にきました。それに比べたら横瀬駅までの車道歩きは意外と短く感じました。西武秩父駅まで歩けば完璧だったけど、そこまでの気力がありませんでした。

今回は気温は低めだったけど風がほとんどなかったのがよかったです。体力的にはまだ、余裕がありました。横瀬駅の手前あたりで急に眠くなったけど、腰や膝が痛くなることはありませんでした。

丸山に抜ける主脈縦走も合わせると年越し縦走は11回目になりました。10年前に比べたら多峯主山―子の権現間は道しるべもしっかりして歩きやすくなりました。時の流れを実感します。

とりあえず目的は達成できたので、来年の新年は暖かい布団の中で迎えられそうです(すぐに敗退した去年と一昨年も布団で寝てましたが)。めでたしめでたし。

 

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