2/11-12の雪訓Ⅰが天候不良によりロープウェイが運行停止となったこともあり、もともと雪洞堀りを計画していたが、メンバーも被っている人がほとんどだったために今回の計画となった。前日、リーダーが急遽交代になるハプニングもあったが、6人で実施できた。関越の渋滞により、遅れに遅れてベースプラザで身支度を整え、出発したのは11:30頃だった。例年より積雪は少なく、雪洞を掘ることが出来るのか不安になりながら鉄塔へ。
積雪が少ない箇所が多く、プローブで適地を探すのにも時間がかかった。
雪洞は多人数での作業効率を優先して、4人前後で斜面に横穴を幅5m奥行き2.2m程度掘り、最後に雪塊とブルーシートで壁を作る構造にした。
最初の40分で1m程度は掘り進めたが、それ以降は雪が固くなり掘り進めるペースが鈍化した。トイレも男女別に2個作成した。
ノコギリで雪を切る人、掘り出す人、雪を捨てる人と特に相談せずとも、みんな良く働いた。
6人が並んで寝られるスペースで、足元にはザックを置いた。
なんとか16時半頃には、我が家の完成だ。
ブルーシートで被ったのが、なんともホームレスハウス感がいっぱいだが、中は快適だった。
お待ちかねの夕食。おでん、鶏団子鍋(鶏団子はリーダーのお手製)、つまみは、うるめいわし、牛筋、乾き物等でそれぞれに担ぎ上げたお酒をいただく。
22時ころまで歓談し、就寝。夜中に起きてみると、出入り付近の天井が下がっていて、にじり口よりは大きかったはずだが、リンボーダンスじゃないと通れない低さになっていた。
それでも、崩落することもなく、無事だった。
気温が高かったので、それほど寒くはなく良く寝られた。
翌朝は雨予報だったので、朝食後にどうするか相談。埋め戻しをしたあとに、ビーコン操作が初めてのMさんを中心にビーコンサーチなどを行った。二人がビーコンは購入すると高額なので、ビーコン、プローブ、スコップの3点セットを3カ月のレンタルだそうだ。新しい機器だったので、そういう方法も良いかもしれない。ビーコン練習のあとで、ビバーク用かまくらを15分で作ることもやってみた。Iさんと二人で約10分で形になった。雪が柔らかく少し固める作業が必要だったが、なんとか一人を風よけのかまくらに避難させることが出来るスペースは出来た。
小雨も降り出したので、早めに下山した。ベースプラザで着替え後に、リーダーのこれまたお手製のしっとりパウンドケーキをごちそうになって、解散した。久しぶりに大勢での雪洞泊で、今年目指す山の話しや各自のギアの話しなどで盛り上がり、充実した山行になった。お疲れ様でした。