4月28日(日)、T木さんのお誘いで「吹野の森」と中倉山へ行ってきました。
「吹野の森」は、練馬山の会の会長を担ってくださった故人のお名前が付けられた植林地です。練馬山の会は、故吹野氏のご遺族よりのご寄付の一部で、銅(あかがね)親水公園の一角に1500本の植樹をしました。時々、会員が訪れて確認や手入れを行っております。
また、銅親水公園の一角にヤマザクラを植樹しております。この日は、それらの樹々の確認と中倉山登山が目的で出かけてきました。
まずは、銅親水公園の一角に植樹したヤマザクラの確認です。
立派なプレートが立てられていました。ヤマザクラの花はほぼ終わっていましたが、しっかり花を咲かせているようです。いつか、満開のヤマザクラの下に立ってみたいです。
T木さんは、「しっかり、立派に育っている。もう、安心だ!」と、まるで父親のように呟いておられました。
さあ、渡良瀬川を渡って、中倉山に向かってスタートです。
かつて、足尾銅山の坑木や薪の為に、この周辺の山々の樹々は殆どが切り倒されました。禿山を、緑豊かな山に戻していこうという取り組みのようです。
皇海山の登山口でもあるようです。
長い林道歩きの後、右手に登山道入口が現れます。見落とさなくて良かったです。
登山口からしばらく歩くと、ざれた九十九折の急登が続きます。登っていくにつれて、樹々が季節を戻していくかのような様相です。稜線に上がるまでは苦しい道程ですが、その先の風景へ思いを馳せます。
アカヤシオと青空のコントラストが見事です。空には鳥が優雅に舞っており、山頂標識付近で記念撮影しているグループが見えます。
そういえば、今年はまだアカヤシオを見ていなかった~
雨や雪が降っていたり、風が強かったら、この稜線歩きは過酷なものになることでしょう。
山頂から見下ろせば、深い谷が見えました。男体山や鳴虫山などの日光の山々が綺麗です。
今年は、4月25日に男体山の開山祭が行われたようですね。この日も賑わっていたことでしょう。
山頂を少し行き過ぎたところで、のんびりランチ休憩をしました。ごろんとしたくなる程気持ち良かったです。
往路では見つけられなかった三角点を探しました。殆どの部分が埋もれているし、周りに石がいくつもあるので、見つけるのは容易ではありませんでした。
サクサク下山…のハズですが、ざれた登山道は滑って歩きにくかったですね。
下山後、「吹野の森」に向けてまだまだ歩きます💦
あの上の方が「吹野の森」です。元気に若芽が芽吹きだしていました。
山岳会だからと、「上の方のエリア」が割り当てられたそうで、当時植樹に携わった諸先輩のご苦労がうかがえます。1500本の樹々は元気に育っていました。
故吹野氏と面識のない会員も多いかと思いますが、「吹野の森」は練馬山の会の歴史の一部でもあります。いつか、もっと立派に育った植樹の手入れをしに、みんなで行きましょう!!