登山お役立ち情報

ドラグ法は使える

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ドラグ法は使える

訓練でやってみたドラグ法が役に立ったというお話です。

帰宅途中の夜10時半ごろ、山手線内の出来事です。近くに座っていた男性が立ち上がったと思ったらよろけて地面に転がりました。「酔っ払いか。嫌だなあ」と思っていたら、こちらの方にゴロゴロ転がってきて自分の足元で大の字なってしまいました。

関わりたくなかったけど、周囲の人が「大丈夫ですか?」と声をかけているので、応急手当ての訓練通り、肩をたたいて声をかけました。すると「大丈夫れぇす」と心許ない返事。いや全然大丈夫じゃないでしょう。足元でゲロを吐かれても困るので、訓練通り回復体位にして様子を見ました。

そうするうちに電車は新宿駅に到着。周囲の人が「とりあえずホームに下そう」というので男性の足元に回り込んで両足首を持ちました。酔っ払いなら痛いとか文句は言わないでしょう。そのままホームまで引きずって行こうとしたら、男性の両腕を近くにいた2人が持ちあげてくれました。

転がっていた男性は40代くらいで体重は80キロはありそうでしたが意外と簡単に持ち上がり、スムーズに運び出せました。あとは駅員に引き継ぎました。

両足首を持って引きずります

応急手当ての訓練で試したドラグ法。両足首を持って引きずります

応急手当ての訓練が生かされる機会は滅多にないので貴重な経験になりました。訓練では半信半疑のところもありましたが、これは使える技だと実感しました。今回は3人がかりでしたが、場合によっては2人でもいけるんじゃないかな。次の機会に試してみたいです。

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