2度目のニュージランドグレートウオークは、ルートバーントラックとトンガリロ・アルパイン・クロッシングを歩きました。
2026年1月23日に成田を発って、2月1日に帰国。
1月26日から28日の2泊3日で、ルートバーントラックを歩いた記録です。

ルートバーントラックの地図
初めてのニュージランドは、2024年12月。その時は、ミルフォードトラックとフッカーバレーを歩きました。今回も、ミルフォードトラックと同じアルティメットハイクス社のツアーに参加です。アルティメットハイクス社では、このような地図を用意してくれています。濃いグリーンがランドマーク、グリーンが宿泊するロッジです。1日の距離や標高差も書かれていて、とても見やすいです。
ガイドは、リーダーのジーナ、ビス、イジィ、ソフィーの4人です。
★1月26日(1日目)ディバイドシェルター~マッケンジーロッジ(泊)

ディバイド峠から、ルートバーントラックスタート!
クイーンズタウンを出発したアルティメットハイクス社のバスは、途中で休憩をはさみつつ、約5時間かけてスタート地点のディバイド峠にワタクシ達を運んでくれました。

急登から始まる
スタート直後は道幅もありましたが、どんどん狭く険しくなっていきます。

マヌカハニーのマヌカ
直径1-2センチの小さな花
高価なマヌカハニーが採れるお花です。

オプションのキーサミットへも行くことにした
途中の分岐にガイドがいるのでチェックを受け、キーサミットへ行くか聞かれました。もちろん行きます! ガイドは、「簡単だよ!」って言っていました。

キーサミットは高層湿原になっていた
どんどん上がっていくと、キーサミットはご覧の通り、美しい高層湿原になっていました。

展望台からは360度が見渡せる
観えるのは、ダーラン山脈だと思う
展望台には数人の人がいました。先ほど追い越した日本人家族も上がってきました。個人で日帰りで来ているようです。
ルートバーントラックは、ミルフォードトラックと違って一方通行ではないので、日帰りも可能です。が、通り抜けるにはロッジ泊が必要となるので、アルティメットハイクス社のツアーに入るか、インディペンデントのDOCのシェルターを利用するしかありません。

キーサミットの高層湿原をのんびり歩く
前日までいたクイーンズタウンは、小雨が降ったり止んだりだったので、雨が心配でしたが、風もなく気持ちの良いお天気でした。
ガイドがいた分岐のチェックポイントに戻って名前を告げると、「簡単だっただろ~」と(笑) デポしていたザックを拾って、ランチシェルターに向かいます。

レイクハウデン
近くにランチシェルターがある
13時を回っています。お腹はペコペコ

レイクハウデンランチシェルターでランチタイム
撮影に夢中になっていたら、サンドフライに刺されていた💦
レイクハウデンランチシェルターでチェックを受け、スタート前に配られたランチをいただきます。大きなサンドイッチと大きなマフィンとずっしり重いスイーツ。更にリンゴ…荷物を軽くして来ても、欧米人用の大量のランチにはガックシです。ハーフがあれば良いのにと、毎度思います。映え写真も撮れず、後でここでサンドフライに刺されていたのかとわかった証拠写真となりました。しかし、よく見るとクイーンズタウンの「ファーグバーガー」のサンドイッチでした。前日いただいたファーグのハンバーガーは、あまりにもおいしくて、いまだにまた食べたいと思うぐらいです。

アーランドフォールズ
落差174m
お腹も満たされて先に進んでいくと、アーランドフォールズがありました。ガイドが手前にいて写真を撮ってくれました。画像は、通り過ぎた場所で休憩した時に撮影したものです。落差174mって…? 右下に人が写っていますので、その大きさがわかると思います。

足元に出てきたブッシュロビン
人が歩いた後に出てくる虫を食べるためだそうだ
岩っぽい道にはブッシュロビンが出てきます。NZは人間と鳥の距離が近いようです。実際、帰りに休憩で寄ったバーでフレンチフライでビールを飲んでいたら、スズメが指にとまりました。焼き鳥にされたことがないのでしょう。

右手にマッケンジーロッジが見えてきた!
白い小さなお花たちの先に、宿泊するロッジが見えてきました。
行動時間5時間40分、距離13.7キロ、のぼり900m、くだり550mでした。
チェックイン後、ウエルカムドリンクとフルーツをいただき、お部屋に荷物を置き、シャワーと洗濯を済ませました。強力な乾燥室があるので、厚い登山用のソックスも乾きます。サロンでオードブルをいただきながらビールを飲みました。

レイクマッケンジーロッジの夕食
オードブル、メイン、デザートの3品
夕食です。「何食べた~?」が気になる女子の為に、夕食を貼っておきます。メインはステーキを選びました(^^♪
夕食後、翌日のブリーフィングが行われました。
★1月27日(2日目)レイクマッケンジーロッジ~ルートバーンフォールズロッジ(泊)

ランチ用サンドイッチを作る
朝は、ランチ用のサンドイッチを作ることから始まります。赤いウエアは、ガイドのビズです。今回、ガイド4人中ひとりだけ男性でした。朝食用シリアルなどは並べられていますが、ベーコンや卵料理は、サンドイッチを作り終わってしばらくしたころに出てきます。

サロンで出発を待つ
朝食後、支度をしてサロンで出発を待ちました。

11月1日から始まった今シーズン
87番目のツアー
1日40人ほどしか入山できない貴重なツアーです。ニュージーランドはもとより、オーストラリア、アメリカ、ヨーロッパなど、世界中から参加してきます。

レイクマッケンジーで集合写真を撮った
スタート後、全員でレイクマッケンジーへ下りて、集合写真を撮りました…が、13ヶ月前のミルフォードトラックのツアーでは送られてきた集合写真が、ルートバーンでは送られてきませんでした。
右側のボードは、87番目って書いてある裏側です。「えがお」…なんと、日本人女性がロッジのスタッフとして働いていました。
朝の気温は5度ぐらいです。南島は日本でいえば北海道で、NZは南極に近いので涼しいです。昼間は、あがっても20度ぐらいの気温でさわやかです。

マオリオニオンが咲く登山道
初夏のニュージーランド。登山道は、花盛りです。

ここは、ハンドレールが付けられていた
落ちたら面倒くさそうなところには、安全対策がなされています。

コニカルヒルが見えた!
前方にコニカルヒルがそびえていました。遠いな~と感じました。

高層湿原を歩く
でも、高層湿原が現れたりします。

ハリスサドルシェルター
シェルターがふたつ並んでいるので右側に入ってと、前夜のブリーフィングで言われていました。左側はインディペンデントのシェルターでした。しっかり、利用が分けられていました。

朝食前に作ったサンドイッチ
ガイドが、先に到着してお湯を沸かしていてくれています。紅茶やコーヒー、オレンジジュース、ミソスープが置かれていました。自分で作ったサンドイッチは、適量なのでホッとします。デザートに、前日のランチ用に渡されたリンゴだけ持ってきました。前日の大きなマフィンとスイーツはロッジに置いてきました。持ってきても、食べるチャンスはないと思えたからです。もったいないですね。やはり、欧米人とはあきらかに食べる量が違うようです。

コニカルヒルへ向けてスタート!
コニカルヒルへはオプションです。行かない人もいました。

左下にシェルター、歩いてきた道が見える
コニカルヒルへ上がっていくと、左端にあるシェルターがどんどん小さく見えてきます。ふたつのシェルターと、その手前側に白いトイレがあるのが見えます。歩いてきた道は、ずっと向こうまで続いて、見えなくなっていました。

ロストしないように、ポールが立てられている
快晴じゃない日もあります。ロストしないように、オレンジ色のポールを探しながら登って行きます。

三点支持で登るところもある
下りてきた男性が、「大変だよ!エベレストクライムみたいだった💦」と言っていました。えええええ~💦ホントですか~~??

標高1515mのコニカルヒルからの大展望
コニカルヒルに上がって、端っこまで行きました。画像には写っていませんが、タスマン海まで見えました。

赤いウエアはガイドのビズ
反対側の端っこに向かいます。この先には、スコップで作ったサインが建っていました。

サウスアイランドエーデルワイス
2024年12月のミルフォードトラックではみることが出来なかったサウスアイランドエーデルワイス!! 1‐2センチの小さな小さなもふもふのお花でした。びっくりするぐらいたくさん咲いていて、たまたま座った足元にもびっしりでした。
エーデルワイスと言っても、今までヨーロッパやネパールで見てきたものとは別属の花で、ニュージーランドにのみ存在するレウコゲネス属だそうです。

イケメンガイドのビズと記念撮影
下山始めたら追い付いてきたガイドのビズ。写真を撮ってもらい、なんとなく一緒に下りました。もちろん、とってもとってもゆっくり歩いていてくれたのだと思いますが、サクサクと追従したら、「ストロングだ! 日本でもハイキングをしているのか?」と聞かれました。ネパールでもストロングと言われたので、日本人はくだりが欧米人より得意なのかもしれませんね。

ビズのおかげで、この階段を下りずに済んだ
向かって右手に巻道があったのだ
左下はイケメンのビズ。緊急用なのか、ザックは背負っています。階段上部左側の小さな赤いウエアは、登山道整備の女性スタッフ。登っていく時に「ヘリが来るから早く上がって!」と声を掛けてくれ、間もなくヘリがホバリングして荷物を下ろしていました。帰りに見ると、中身は階段整備用の砂利でした。登りで使ったこの階段は、えぐれていて歩きにくかったので、その整備のようでした。

ルートバーントラックを、ルートバーンフォールズロッジへ向けて歩く
ハリスサドルシェルターに戻って、たっぷり水分を摂ってからザックを拾ってロッジへ向かって歩き始めました。

レイクハリスのしっぽ
ここから、ルートバーンフラッツへ向けて川が始まる
ニュージーランドは水が豊かです。ルートバーントラックでは、山肌から流れている水も飲めます。

登山道はよく整備されていた
急な下りでは階段がありがたいです。

ルートバーントラックの高山植物たち
高山植物が花盛りでした。

振り返って撮影
この岩の間を抜けてきた
岩の間には水が流れていました。

ラージマウンテンデイジー
大きな株だ
お花ひとつが手のひらぐらいの大きさがあって、軸や葉っぱがとても個性的でした。

たくさんの滝が現れた
どんどん下りて、小さな滝や川が集まりだしたら、そろそろルートバーントラックフォールズロッジです。

ルートバーンフォールズロッジに到着
チェックインしたら、ウエルカムドリンクとフルーツをいただき、部屋に案内されました。
行動時間6時間30分、距離12.4キロ、のぼり950m、くだり820m

ルートバーンフォールズロッジ内
アルティメットハイクス社のロッジは、どこもスタイリッシュで清潔です。ベッドには、インナーシーツとバスタオルが置かれています。

オードブルはフィンガーフーズ
強力な乾燥室があるので、シャワーの後、毎日着替えて洗濯ができます。さっぱりしたら、オードブルをいただきながらビールタイム。夕食の前にブリーフィングが行われました。

ルートバーンフォールズロッジの夕食のメインは、大好物のラムチョップを選びました
ニュージーランドのラムはとてもおいしいんです! おかわりしたいくらいでした。どうやら、別腹ができたようです(笑)
★1月28日(3日目・最終日)ルートバーンフォールズロッジ~ルートバーンロードエンド

ツリーアバランチの痕
歩きだしは災害の痕を歩くので、気を付けてと言われていました。

ルートバーンフラット
モーレンの痕も見えました。ルートバーンフラットは、氷河が削った跡なのです。

ルートバーンフラットに下りて休憩
上から見るより広大な平野になっていて、人がたくさん立っている先には川が流れています。トイレと小さなシェルターがありますが、サンドフライもいるので、できるだけ風があるところにいました。サンドフライは噛まれたら後が大変ですが、小さくて飛ぶ力も強くないようで風があると寄って来ません。ランチ以外に、チェックを兼ねて全員で休憩タイムがありました。

15人までOKな橋
水が豊かなルートバーントラックには、たくさんの橋が架けられています。ワタクシはウエストポーチに、ID代わりのネームプレートが着けています。チェックポイントでは、ネームプレートを見せます。

フォーグフラットでランチタイム
川に下りてランチタイムです。暑いので日影に入りました。奥の方ではビキニの女性がいます。欧米人は、なぜか水に入りたがりますね。氷河の水にでも入るので、びっくりです。

自分で作った適正量のランチ
朝、ロッジでランチ前に作ったサンドイッチ。オレンジは皮がゴミになるので、剥いてきました。オレンジは、半分残して途中で食べました。ハイキング中のフルーツはおいしいです。

左:ロベリア
右:バードオーキッド
どちらも小さな花です。ロベリアは、ハワイに咲くナウパカのようです。恋人たちが引き裂かれた悲しいナウパカ伝説があります。色々詳しいツアコンに聞きましたが、わからなかったです。でも、ポリネシアントライアングルですから、言葉も似ているように、同じような神話もあるかもしれませんね。
バードオーキッドは、ガイドが見つけてくれました。数センチの背丈の小さなお花で、写真を撮るのが大変でした。

ロードオブザリングの撮影がされた森
ワタクシは、ロードオブザリングを観ていないのでわかりませんが、深い森であることは確かです。

この川を渡るとゴール
ルートバーントラックもあとわずかとなりました。2泊3日の山旅が終わってしまいます。

ルートバーンロードエンドのシェルター
ミルフォードトラックのようなゴールのモニュメントはありません。ちょっと、淋しいです。
行動時間4時間、距離10.8キロ、のぼり350m、くだり850m
さて、3日間のログは…行動時間16時間10分、距離37キロ、のぼり2200m、くだり2250mでした。

アフターは、バーでビール
アルティメットハイクス社のバスに乗りました。クイーンズタウン迄2時間バスに乗ります。その途中で休憩がありました。飲み物は自腹ですが、ポテトはたくさん出てきました。やっぱり、みんなでつまんでも食べきれませんでした。でも、NZのフレンチフライはおいしいです。

ロードオブザリングの白い魔法使いの城があった場所の背景
映画を観ていないのでわかりませんが、わかる方にはわかるようです。
クイーンズタウンのアルティメットハイクス社で解散後、「全黒」へ行って杜氏のデイビットさんご夫妻とお会いしました。ワタクシは日本酒が1滴も飲めなくて残念でしたが、たくさん試飲させてもらっていました。
その後、時期的に忘年会が行われているチャイニーズ料理のお店に行きました。円卓でコース料理を楽しんで、街をぶらついてアイスクリームで〆ました。久しぶりのひとり部屋でバスタブに浸かって、2泊3日のルートバーントラックを振り返り、眠りにつきました。
さて、13ヶ月前にミルフォードトラックを歩き、今回ルートバーントラックを歩きました。どっちが大変?とか、どっちが面白い?って考えてみました。まず、ミルフォードトラックは、4泊5日で5日目はご褒美のクルージングが付きます。日程長く、距離もあるのでその分体力も必要です。ルートバーントラックは、2泊3日です。その分距離も短いのですが、ルートバーントラックの方が険しいです。天候が悪かったら、コニカルヒルは厳しいと思います。両方とも、初夏でも雪が降ることもあるようです。ミルフォードは増水で停滞もあるようですね。ワタクシ的には、ルートバーントラックの方が面白いかなと感じました。もう1日歩きたかったなというのが本音ですが。。。
1月30日 火山の山、トンガリロ・アルパイン・クロッシング@ニュージーランド
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