メモリー投稿です。
6月1日~2日、シャクナゲを求めて甲武信ヶ岳に行ってきました。
昨年からの計画を、ようやく実行することが出来ました。
毛木平駐車場の東屋に掲示してあった地図です。
凄くわかりやすいですね。
ワタクシたちは、沢沿いの「千曲川源流遊歩道」を上がり、「十文字峠コース」を縦走して降りてくる予定です。
時間的なものを考えてこのルートにしましたが、反対回りでも十分行けたなと思いました。
まずは、可愛そうな名前のヘビイチゴがお出迎えしてくれました。
先に進むとどんどんその数は増し、赤い実がついたころはさぞかし可愛い風景だろうと想像しました。
やっとシャクナゲを見つけました。
この「千曲川源流遊歩道」は、シャクナゲは少な目ですが、それ以外のお花はとても多かったですね。
こういうところがあると、ついつい。。。
マイズルソウです。
初めて見ました!
小さすぎて、見落としそうです。
黄色いスミレ?
キバナノコマノツメです。
ミヤマカタバミが咲いているのは、なかなか目にすることがないのですよね。
午後に咲くと聞いたことがあります。
ナメ滝にやってきました。
お待ちかねのランチタイムにすることにしました。
沢の石に座って、スパムおにぎりとデザートのこんにゃくゼリーをいただきました。
道迷いしそうなところは、これでもかとピンクテープやロープが張られています。
この左側は沢になっていて、ついつい行ってしまいそうになりますが、登山道ではありません。
こういう立派な橋や、抜けて落ちそうな橋が何ヵ所もあります。
沢渡渉するところもありました。
千曲川と信濃川の水源地にやってきました。
どこから湧き出ているのか探し、空っぽになったナルゲンボトルに冷たい水を汲みました。
ちょろちょろではなく、こんこんと湧き出ています。
熱を帯びた身体に、冷たい清水が染みわたります。
この先は、急登で足元も悪くなりますが、ペースを保って登って行きました。
稜線に上がると、しばらくして富士山が見えました。
雲がかかっていて、少し霞んでいますが、喜びがこみ上げてきます。
もう少しで、甲武信ヶ岳山頂です。
甲武信ヶ岳(こぶしがたけ/2475m)山頂に到着しました。
ほぼ同時期に、三重から来られた11名の方が他のルートから上がってこられました。
写真を頼まれたので撮りましたが、とても楽しそうです(^^♪
この方たちより先に山小屋に入ろうと、同行のY本さんを促しました。
山頂を堪能するのは、翌朝ですね。
下っていくと、薪を燃やす香りがしてきて、やがて甲武信小屋が見えてきました。
今晩、よろしくお願いします。
この日は、40名と賑やかで、小屋番さん達も忙しそうです。
でも、ひとり1まいのお布団があり、隣はソロの女性で、ちゃんと配慮されていました。
天井が低いので、頭を打たないようにかがんで歩きます。
ザックは、天井の下の桟の上に載せておくよう言われました。
更衣室はありませんが、綺麗な女性専用トイレがあるので、着替えも問題なくできます。
トイレは、改築されたようで新しい感じでした。
食堂です。
定員70名なので、2階の2部屋で寝られない場合は、ここも寝室として使用するそうです。
夕食はカレーでした。
ゴハンの量は、盛り付けてくれるときに言います。
ワタクシは、普通より少し少な目でお願いしました。
ゴボウサラダとデザートのナタデココヨーグルトゼリーです。
温かいお茶が嬉しいです。
山小屋の初カレー夕食でした!
18時頃、歯磨きの為に外に出ると、気温は8度。
寒いです。
水は、自己申告で1L 100円を料金入れに投入します。
他の物販も、会計は自分でしてお釣りも箱からいただきます。
消灯は20時ですが、天井の電灯は消えなかった気がします。
朝日が上がるのを見ていました。
寒いので、部屋の窓からです(笑)
朝食は温かいお味噌汁と茶碗蒸し。
漬物やコブ、煮豆が付いていました。
デザートはオレンジ。
まだ6時前ですが、歯磨きをして出発準備をしました。
朝6時過ぎの甲武信ヶ岳山頂から見た富士山です。
先行者3名がすぐに下りて行ったので、誰もいない山頂です。
青空が素晴らしく綺麗です!!
巻道を使えば、甲武信ヶ岳に上がらずに下山できますが、もう一度登ってきてよかったです。
下っていくとバイカオウレンが咲いていました。
オウレンは花弁の形と葉っぱの数で見分けるようですが、三つ葉のバイカオウレンもあるようです。
樹林帯の中は、フィトンチッドの良い香りで癒されます。
三宝山(さんぽうやま/標高2483m)
三宝山から見た甲武信ヶ岳と富士山
尻岩に挟まってみました(笑)
この少し手前から険しくなるので、ポールを片付けておきました。
ハシゴはここだけです。
それも、登りはここだけでこれから出てくる鎖は全て下りです。
やってきました~鎖
問題ないです。
三宝山の先、大山までは2~3本の鎖といくつかのアップダウンがあります。
大山(おおやま/標高2220m)に到着しました。
シャクナゲと展望が素晴らしいです!
八ヶ岳を眺めながら、おやつタイムです。
なんて、贅沢なんでしょう~
大山からの下りが一番大変なようです。
でも、難しいところはありません。
シャクナゲもそばにいてくれるので、楽しく歩けました。
このコースは、やはり登りで使った方がより一層楽しいと思います。
沢近くに降りてくると、Y本さんが人口物を見つけました。
ワタクシの意見は、炭焼きの窯だと思います。
十文字峠の先には十文字小屋がありました。
手前で、NHKの撮影が行われていました。
十文字小屋のそばには、エンレイソウが咲いていました。
到着したのが11時前だったので、カモシカ展望台と乙女の森に行くことにしました。
カモシカ展望台は、大山で見た風景とあまり変わりません。
乙女の森は、シャクナゲ展望台が2ヵ所作られていて、上からシャクナゲの森を見ることが出来ました。
シャクナゲは当たり年があるらしく、毎年凄いわけではないようです。
この時期はアズマシャクナゲが咲いていました。
蕾から開花の様子です。
7月は稜線で、蕾だったハクサンシャクナゲが咲くようです。
十文字山は展望がないそうなので、そのまま下山します。
木漏れ日が綺麗です!
千曲川源流挟霧橋を渡ると、この山行も終わりです。
残念だけど、最後にもヘビイチゴの群生地が見送ってくれました。
満車だった駐車場も、空きがあります。
駐車場から少し車を走らせた場所に、たくさんの花が咲いているのを見つけました。
車を降りてちょっと戻ってみたら、なんとベニバナイチヤクソウでした!
こんなにすごい群生地は見たことがないです。
ワタクシたちは、お花が一番きれいに見える時期に当たったようです。
それを除いても、良い山だったというのが感想です。
何度も訪れて良いって思える山のひとつを、また見つけることが出来ました!!