登山の基本講座「縦走の技術と知識」を奥武蔵の秩父往還で行いました(2023年7月9日)。
受講者が11人とかつてない大所帯になったので3チームに分かれて行動しました。初めてインストラクター(講師役)を務めてくれた会員もいましたが、的確な指導・引率のおかげで充実した講座になりました。
出発前に荷物と体重の重さを測り、そこから必要な水分量を計算しました。下山した後、どれだけ飲めたかを確かめたら、明暗が分かれました。7対9でやや足りない人が多い結果となりました。

荷物と体重の重さを測る
地図から目標物を探し出す地図の「読み方」を実践しました。

地図の「読み方」を実践
コース上では、それを確かめながら進みました。

目標の前で進行方向を確認
地図を見慣れてないと、西武線のトンネルを電線と間違えたり、市町村の境を道だと思ったり。現地で戸惑うことや、複雑な地形に悩むこともしばしばありました。

「どっちに進む?」
キジ撃ち(山のトイレ)の方法も勉強しました。

携帯トイレの使用方法を説明
上り下りや熱中症対策、雨具の扱いなども実践しました。

カッパのフードを調整中
参加者からは、「ソロばかりだったので、みんなで登ったのが楽しかった」「ヤマレコは使うけどコンパスは使ったことがなかった」「あんなにゆっくり下ったことなかった。歩き方が一番印象に残った」などの感想が出されました。
チームリーダーは、それぞれが工夫して安全に引率してくれました。また、講座をさらに良いものにしていくために積極的な提案もたくさん出してもらえ、とても心強く感じました。