御岳ボルダーで登攀力を鍛えてきました(2024年6月13日)。
今回はトレーニングに特化。いつもやってる課題を目隠しして登りました。心眼を鍛えるためです。
ウソです。ホールドを見てムーブを考えるのではなく、持った感覚で適切なムーブが自然に起こせるようにするトレーニングです。
まずは遊歩道中央(7級)です。核心部は出だしの一手。一度リハーサルしてから気合いで取ったら勢いでトップまで抜けられました。
手数が少ない課題はやりやすいですね。
マミ岩左(6級)。ちょっと長めだけどガバが多いので安心できます。細かくホールドをつながず、手に足などで手数を減らすと楽でした。
マミ岩は高さがあるので上の方は結構怖いのですが、目隠しをしていると全然気になりませんでした。リハーサルの方が緊張しました。
デラシネボルダーはトラバース(4級)とハング(4級)をやってみました。トラバースは得意なのでリハーサルも半分目をつぶってやりました。目隠ししてても何の問題もなく登れました。
ハングは10年ほど前に登ったきりで最近は敗退続きでした。物は試しと取り付いたら一発で登れました。気分を良くして目隠しでもトライ。これがリハーサルより美しくクリアできたのでした!
心眼覚醒か!と喜んだものの、それ以降は落ちまくりました。やっぱり、まぐれだったのか。でも、フィンガーボードのトレーニングのおかげで、ハングに対する苦手意識が薄れてきたのは収穫でした。
最後は杣の小橋下のハング(7級)です。7級なら目をつぶっていても楽勝でしょう…と思っていたら、またまた落ちまくりました。
ガバを取るまでは順調にいくのですが、ハングの縁=リップがなかなか越えられませんでした。プッシュしてバランスを取るところなのですが、見えないとどこに手をついたらいいのか戸惑います。いつも誤魔化していて、まだムーブが十分身についていないことが露呈しました。ちょっとショックでした。
クライミングの上達にはムーブの習得が必須ですが、「登れたからムーブが身についている」とは言えません。ただ登るだけでなく、目的や課題を明確にしてトレーニングしていかないと上達しないんだと、改めて思いました。