顔に似合わず、意外にビビりな私は熊が出るよ情報を聞いてしまったがために一日中、その影に怯えながら歩くことになった。
天気も体調も良く、出発したが、白久駅では私を含め2人しか降車しなかった。 もう一人の男性は私がトイレに行っている間に出発した様子。
舗装された道を緩やかに登り、登山口に到着し、山道へ。 ここからきつい登りが始まった。木の根や岩が多く、自分のテンポでは歩きづらい。
先に出発したであろう男性の姿もなく、一人。 ガサガサという音に恐怖を覚えるも、登りが延々と続くので、あまり考えないようにして進む。
ようやく山頂に到着するも、展望はない。 昼食中、明らかに何かが動く音がして、逃げられる準備をしてじっと様子を伺うと、登山客だった。
下山は、暗い樹林帯を進み(ここでも見てもいない熊に怯える)、途中から沢沿いに出て、5~6回 渡渉する。丸太の橋がある部分も2か所ほどあったが。朽ち果てているので、沢を渡る。
沢からの登り口が見えたので上がった。 もう少し先に進む予定だったのに間違えてしまった。 林道へ出て、少し遠回りになったが、沢沿いの歩きも滑る場所が多く、慎重に歩くので、結果は同じだったかもしれない。 上がりきったところで山頂の男性に出会う。行きのコースを降りてきたようだが、その後、駅でも 会うことはなかったので、違うコースへ行ったのだろう。 寺沢集落の公衆トイレに寄ったが、鍵が閉まっていて使用できなかった。
寺沢から駅方面に向かい、途中で弟富士への遊歩道(しっかり山道)へ行き、駅に出た。 眺望はない山だが、静かで良かった。登りはきつかった。