滑走面にスキン(シール)が貼ってある新しいスキーを根子岳のバックカントリーで試してきました(2020年2月10日)。スキーの性能もよかったけど、週末までにドカンと雪が降ってくれたおかげでパフパスのパウダーを楽しむことができました。
これが今回テストしたツインスキンです。
グリップゾーンにスキンが2本貼ってあります。これがウロコの代わりになって登ることができるというわけです。レースでは結構実績があるということですが、バックカントリーでも使えるのでしょうか?
ウロコの効き具合は雪質にかなり影響します。固すぎても柔らかすぎてもダメ。合わないと気合と根性が必要でした。根子岳ではいつもスノーシューコースまではウロコでOKでしたが、そこから上に向かって登る時はシールを付けてました。でも、今回はそのまま登れました。
シールほどグリップしませんが、緩傾斜なら問題なし。固い斜面は安心して登れましたし、吹きだまりのラッセルも大丈夫でした。実は、あまり信用してなかったので、ちょっと意外でした。
雪がたくさん降ったので、きょうは新雪三昧です。登りのテストもそこそこに滑りました。膝まで潜る新雪を蹴散らし、気分よく滑れました。
ただ、ちょっと重いモコモコ雪だったので傾斜が緩むと止まってしまいました。でもそこは、交互滑走で淀みなく進めました。
ウロコよりは登れるし滑れるかな、という印象を持ちました。難点は、いざという時にシールが貼れないことと、撥水剤を付ける必要があるなどメンテに手間がかかることでしょうか。しばらくは、ウロコ板に代えて使ってみるつもりです。