奥秩父の石塔尾根と天狗尾根を登ってきました(2020年8月10、11日)。
入山は西沢渓谷から。まずは奥秩父の大先達である田部重治先生にごあいさつ。
鷹見岩までは目印もありわかりやすい道でした。
しかし、その先は藪と倒木で踏み跡がはっきりしません。なんとかたどり着いた三角点(「西滑頭」という表示があった)は樹林帯の中のパッとしないピークでした。
その先は少し分かりやすくなったかなと安心したのもつかの間、倒木帯が延々と続きました。乗り越えるか、潜るか、回り込むか…迷路を行くようで消耗しました。
途中から踏み跡も怪しくなったので尾根の真ん中を外さないように下っていきます。なんとか明るいうちに林道に出られました。
寝ぐらも確保できて夕食です。水が足りなくてややシンコ飯でしたが、美味しくいただきました。食事を終える直前に激しい雨が降り出し、慌ててシェルターに駆け込み見ました。
翌日は天狗尾根を登りました。岩と藪との楽しいコースです。21年前に一度登っているので気分的には楽です。
樹林帯を抜けると巨岩がゴロゴロした岩場になります。ひときわ大きくて目立つ天狗岩の上にはピカピカの剣が設置されています。
振り返ると正面に富士山が望めます。天狗岩も目立ちます。
稜線までは意外と近い。縦走路をたどると間もなく国師ケ岳です。登山者が次々と現れ、急ににぎやかになりました。
大弛峠から長〜い林道を歩いて川上村に下りました。
奥秩父らしい静かな山歩きができました。初めての石塔尾根はハラハラドキドキの連続で楽しかったです。天狗尾根も昔と同じようにいい思いをさせてもらいました。