10月17日(土)―18日(日)で、福島県と新潟県の県境にある大白川へ行ってきました。
あまり乗ったことのないディーゼル列車に乗りました。
東京からは、新幹線で浦佐~在来線で小出~ディーゼル列車で大白川と、4時間の旅です。
17日(土)は、民宿のオヤジさんに送ってもらって、守門岳(すもんだけ/標高1537m)の入り口辺りを少し登りました。
その後、歩いて民宿まで戻って、足慣らしを終了しました。
お待ちかねの夕食です。
これは、一昨日狩ったイノシシの肉。
イノシシは雌の方が良いそうですが、この肉は若い雄だそうです。
焼肉にして、塩だけ振っていただきました。
臭みもなく、あっさりとして食べやすかったです。
民宿のオヤジさんはマタギ(文化を継承する猟師)です。
「イノシシ食ったから、明日は脚が良く動くぞ~」と言ってました。
鮎や花豆、キノコ料理など、盛りだくさんのおかみさんの手料理に舌鼓を打ちました。
クマの手です。
料理前の手も見せてもらいました。
コラーゲンたっぷりで、くせのない食べやすい豚足みたいな感じです。
ロビーのソファーにはクマのはく製が敷物になって掛かっていました。
クマの爪です。
もちろん顔も付いていましたよ。
栗キノコごはんと熊汁です。
熊汁は、こっくりとコクがあり、肉は柔らかくて噛めば噛むほど味が出てきます。
あ~~また食べたいと思うお味でしたが、何せ盛りだくさんのお料理で、お腹がいっぱいになり、おかわりができませんでした。
見たこともないようなキノコの天ぷらです。
山、丸ごと食べつくしたかのような、お料理で大満足でした。
翌朝、10月18日(日)
浅草岳(あさくさだけ/標高1586m)登山開始です。
へっぴり腰で仮設の橋を渡るワタクシ
登っていくと、田子倉湖が見えました。
紅葉の中を歩いていきます。
この稜線を歩いて登ってきました。
切れ落ちたやせ尾根です。
何度も何度も、獣臭がしてはふっと消え去りました。
クマがいる山であることは間違いありません。
前夜、「猟師のいる山にはクマは出てこねぇ。」と言っていた、マタギのオヤジさんの言葉を信じて先に進みました。
5時間かけて、ゆっくり山頂まで登ってきました。
三角点タッチ!
山々を眺めながら、朝早くから起きだして朝ご飯とお弁当のおにぎりを作ってくれた、料理上手なおかみさんに感謝しながら頂きました。
2時間半かけて、ドロッドロの登山道を降りてきました。
下山では誰にも会いませんでした。
皆さん、距離は少し長いけど容易い方の登山道を使っているようです。
民宿に戻って、デポっていた荷物を回収し顔を洗いました。
おかみさんが、コーヒーを淹れてくれて、そのおいしい温かさに一気に緊張が解けて癒されました。
大白川駅からディーゼル列車や新幹線を乗り継いで4時間の旅を終え、この1泊2日の山行は無事に終了しました。
浅草岳だけでなくて、乗り物も楽しんだ山行となりました。