北アルプス

9/11〜9/13@穂高連峰

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9月11日、上高地から涸沢へ入山 

9月12日、穂高連邦縦走

9月13日、涸沢より上高地に下山

こんな行程で奥穂高岳と涸沢岳に登ってきました。

 

持って行った地図です。

ピンクのマーカーを歩きました。

全行程で約37キロです。

 

早朝の上高地河童橋(1505m)は、観光客が散歩していました。

ちょっと、うらやましかったりして…

 

横尾大橋です。

ここまで、河童橋から明神・徳澤・横尾と歩いてきました。

 

ゆらゆら揺れる本谷橋を渡ります。

 

残念なことに、涸沢から下のナナカマドは赤や黄色にはならず、茶色くチリチリになって落ちていました。

 

本日の山小屋、涸沢小屋(2350m)に到着です。

涸沢小屋直下がなんだかキツカッタですね(;^_^A

 

涸沢ヒュッテは泊まったことがないのでわかりませんが、涸沢小屋は詰め込まないそうです。

大部屋では、ソロは大まかに男性女性を分けた配慮がされ、パーテーションで仕切られていました。

グループ間には、ロールブラインドの仕切りがありました。

仕切り以外のドアは開放されており、洗面所のハンドソープ等コロナ対策は問題なかったです。

食事は、連泊の2日間朝夕ともに別のメニューでした。

 

翌朝の奥穂高岳方面です。

ありゃりゃ、ガスで奥穂高岳は隠されているではないですか(◎_◎;)

 

しかし、朝食が終わるころには、向かって右の方からモルゲンロートに染まり始め、綺麗な奥穂高岳が姿を見せてくれました。

ラッキー!!

 

朝陽を浴びて、奥穂高岳へ向かってスタート!

しかし、山の天気は気まぐれで、ほぼ無風ですが行く手はガスで覆われています。

 

涸沢より上は、まだ紅葉していないナナカマドが綺麗でした。

昨夜雨が降ったらしく、そういえば涸沢小屋のテラスもベンチもびしょ濡れ。

ナナカマドも雫をたっぷりとまとっています。

 

奥穂高岳の右下に、黒緑色したザイテングラートが見えてきました。

ザイテングラートとは、主尾根に対する支尾根のことを言うそうです。

雪があるシーズンは、ザイテングラートの向こう側をザイテングラートに沿って登っていくそうです。

 

ザイテングラートの岩の間に、イワギキョウが咲いていました。

高嶺の花は、小さいけど強いですね。

 

上の鎖まで上がって右にトラバースします。

 

たっぷりと雫をつけたイワツメグサ。

雫の大きさで、お花の小ささがわかると思います。

 

事故や浮石が多いザイテングラート(^^;

「ホタカ小ヤ 20分」を見た時は、嬉しかったな~~

スライドする方に、「ホントですかー?」と聞いてしまいました(笑)

 

穂高岳山荘が見えてきました(^^♪

 

白出のコルに建つ穂高岳山荘(2983m)で長めの休憩を取って、いよいよ奥穂高岳(3190m)へアタック開始です!

 

最初の鎖にタッチして記念撮影(^^♪

鎖は、持たずに登った方が登りやすかったです。

 

しかし、ここからいきなり奥穂高岳の洗礼が始まります。

 

槍ヶ岳の穂先直下みたいな2連の垂直ハシゴ。

しっかりしているので、問題なく登れます。

 

鎖・ハシゴ・オーバーハング気味のトラバース…その辺りが核心部のようです。

 

ずいぶん登ってきました。

風もなく安全に登れますが、残念なことに槍ヶ岳は見えません。

 

今年登りたかった穂高連邦の主峰、奥穂高岳(3190m)に登頂です!!

左手にお社、右手に方位円盤が見えます。

 

ワタクシが奥穂高岳に登りたかった理由のひとつに、映画「岳」があります。

映画のシーンは雪の奥穂高岳でしたが、方位円盤のそばに立つ三歩の姿が印象的でした。

こういうインスパイアは割と好きです(笑)

 

昨年、槍ヶ岳の帰りに参拝した、日本アルプス総鎮守の奥宮。

その時に、奥穂高岳山頂に鎮座する嶺宮に参拝したいという願いが叶いました!!!

Y本さんは、ジャンダルム方面を見ています。

 

ワタクシも方位円盤に上がって、ジャンダルム方面を見ています。

なかなかガスが晴れない( ノД`)シクシク…

 

少し前に、会のお仲間がジャンダルムに登頂していました。

「5年越しの夢 ジャンダルム」←クリック

 

パンを食べながら休憩していると、ガスが少し晴れてきました。

思わず「ジャンが見える!」と声をあげると、周りの人も一斉にカメラを向けていました。

ジャンダルムの頭の上に、人影が見えます(^^♪

 

これ以上天候がスカッと回復するとも思えないので、後ろ髪をひかれながら穂高岳山荘に向けて下山です。

 

ちょっとだけトレースから外れたところに、古く錆付いたピッケルのモニュメントがありました。

伝説のピッケルと言われているようです。

本物の登山家はこのピッケルが抜けるとか…

ホントですか\(◎o◎)/!??

 

 

イワベンケイの実…初めて見たと思います。

 

穂高岳山荘の屋根には、スタッフさんの洗濯物が干されていました。

一度下山したら、通勤も大変ですね(^^;)

 

奥穂高岳山荘(2983m)で水休憩を取ったら、次は涸沢岳(3110m)へ登ります。

 

振り返って…奥に奥穂高岳、そして穂高岳山荘、手前がヘリポート。

物資の荷揚げは、ホイストで山荘右手のデッキに降ろされるようです。

ドラム缶なども運ばれてきており、狭い通路を転がす姿はとても大変そうでした。

 

浮石だらけのトレースを辿り、最後はトレースが不鮮明だったので山頂直下は直登しました。

涸沢岳(3110m)

ここまでくると殆ど人がいません。

 

地図に載っている三角点を探しますがありません。

よく見ると、三角点は山頂標識より北側にあるようです。

 

北側の峰迄登り返したところで、三角点を見つけました!!

このエリアでは、ここにしか三角点がないので、貴重なタッチです。

因みに、三角点が一番高いところにあるとは限りません。

ここは、標高3103.3mです。

 

ガスが、濃くならなくて幸いです。

気を付けて戻りましょう。

 

調べたけど、わからなかったお花。

どなたか、教えてください。

 

ちび様がコメントで「コメバツガザクラの実」だと教えてくださいました。

すっきりしました!

ありがとうございます。

 

この時期、お花じゃなくて実になって楽しませてくれる植物がおおいですね。

ナナカマドの赤い実もそうです。

いつの間にか、すっかり秋になりました。

 

白出のコル、穂高岳山荘(2983m)へ戻ってきました。

休憩をしたら、涸沢小屋(2350m)に戻りましょう。

 

ザイテングラートを登ってくるパーティ。

下には、涸沢ヒュッテが見えます。

もし、ガスが濃かったらロストしてしまいそうなルートが連続します。

その先も浮石が多くて、疲れた身体でバランスを取るのが大変でしたが、無事に涸沢小屋に帰ってきました。

 

涸沢小屋より見た、涸沢ヒュッテとテント場。

前日よりテントが少ないようです。

見上げれば満天の星。

無事に穂高連峰縦走できて、大満足の夜でした。

 

実は、この夜思いもしなかったラッキーがありました♪

それは、夕食時にパーテーション越しに向かい合った方…なんと、立山の国際ガイド「多賀谷治さん」だったのです!

多賀谷さんはワタクシが大好きな映画、「劔岳 点の記」や「劔岳 撮影の記」、「春を背負って」に出演されており、技術指導や監修もされている方なのです。

多賀谷さんは気さくに「え~! 知ってるの~?」とおどけてくれ、嬉しそうな笑顔でNHKの「薬師見平」のお話をしてくれました。

最後は、素敵な笑顔で写真おさまってくれました。

ホントに、素晴らしい夜でした!!

 

 

翌朝、涸沢から上高地に向けて下山です。

毎日のように荷揚げでないヘリを見かけましたが、この朝は涸沢ヒュッテのヘリポートに降り、誰かが乗って行きました。

 

涸沢と横尾のほぼ中間地点、本谷橋で長めの休憩をを取りました。

河原の岩に背中を付けて、クールダウンしたらとても気持ち良かったです。

 

横尾を経て、徳澤園の休憩では有名なカレーライスや蕎麦、ソフトクリームをいただきました。

 

Y本さんのマイブームはキノコらしく、たくさんのキノコの写真を撮っていました(笑)

 

上高地に戻ってきました。

焼岳が正面に見えます。

 

行動時間22時間半。

距離約37キロ、上り下り約2210m。

当然とはいえ、2日目が一番きつかったですね。

 

沢渡の温泉で汗を流して、さっぱりして帰路につきました。

お疲れ様でした!

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コメント

  1. ちび より:

    ロングルート、お疲れさまでした!
    写真の植物、コメバツガザクラの実、だと思います。

    1. maunakea より:

      ちび様
      コメントありがとうございます!
      昨年の槍ヶ岳よりは近いとはいえ、遠かったですね(◎_◎;)
      わからなかった「花」、「実」だったんですね。
      すっきりしました~
      かさねてお礼申し上げますm(__)m

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