今シーズンは根子岳を5回滑りました。4回分を動画で振り返ってみました。
2月5日
曇りのち晴れ。標高1750mから滑走。気温マイナス3.4度、風速1.7m。雪は少ないけどサラサラのパウダー。スキーが上手くなったような気分になれました。こんな好条件は滅多にありません。ラッキー!
2月27日
晴れ。頑張って2110mまで登りました。気温マイナス0.2度、風速2.0m/s。1週間前に雨が降り、2日前には降雪がありました。それでも、雪は少なくブッシュ出まくり、スノーモンスターも哀れな姿になってました。雪質は、多少重めながら安定してました。北アルプスもくっきり見えました。
キャットの運行が始まったのでたくさんの人が登ってましたが全て追い抜きました。最後に抜いたボーダーのお姉さんは「追い越されるのは初めて。悔しい」と言ってました。ツボ足に負けるわけにはいきません。
3月5日
晴れ。標高2150mで気温2度、風速1.0m/s。ずいぶん暖かく春霞がかかったような天気。上部の急な斜面は新雪の下にガリガリのバーンがあり、苦戦しました。傾斜が緩んできたら快適に滑れました。日曜日だったのでシュプールがいっぱい付いてました。ちょっと残念。
この日もたくさん登ってました。登路はしっかり踏み固められていて歩きやすかったので飛ばしました。30人くらい抜きました。でも、下りではかなり抜かれました。悲しい。
3月15日
晴れ。回数券を使い切りにやってきました。標高2050mで気温6度、風速1.3m/s。もう完全に春です。雪もどんどん減ってゲレンデはいたるところに草が出てました。上部は圧雪されたバーンに新雪が乗っているような状態で、横ズレのコントロールが難しかったです。滑りが美しくありません。下の方はザラメでシャラシャラして滑りやすかったんだけど楽しくはなかったです。
雪が減ってキャットの運行が終了し、平日でもあったので登る人も少なかったです。途中でベテラン風のスキーヤーに追い越されました。「いいペースですね。それ(クロカン板)は軽くていいですね」と声をかけられた後、あっという間に引き離されました。ちょっとショックを受けました。
今季は天気のいい時ばかりを狙っていたので、ほとんど悪条件を経験してませんでした。冬山登山の質を高めるためには、多様な気象条件と雪質(quality winter days)を体験することが欠かせません。撮影優先で忘れてました。今後はもっと意識的に努力していこうと思います。それから、スキーの技術向上もです。