11月初旬の連休は天候もよく、岩場のコンディションも期待できる。
S川、M崎の2名で前夜、谷川岳指導センターで仮眠した。
3日4時に指導センターを出発した。
巌剛新道の展望台からマチガ沢本谷に下降する。
やっと明るくなり、ナメの遡行を開始する。
ゴルジュの連瀑帯は直登は避け、左右を巻きながら進む。
本谷上部に東南稜が見えてきた。
1ピッチ目は凹角を登るが奥が濡れていて悪い。
2ピッチ目はルンゼを回り込み、リッジに上がる。
リッジを3ピッチ程登ると、ブッシュ帯となる。
頂上までの踏み跡をたどりオキの耳に立つ。
吊尾根から東南稜全景を見下ろす。
穏やかな秋日和に登ることができて幸運だった。