3月10日に前泊して、11日に水ノ塔山~篭ノ登山を歩いてきました。
浅間山の外輪山の黒斑山へは、雪の時期に何度も登ったことがありますが、更に奥に位置する水ノ塔山~篭ノ登山は初めてです。
10日午前中発の高速バスに4時間乗り、積雪期のバス終点「高峰マウンテンリゾートスキー場」で、この日の宿泊「ランプの宿 高峰温泉」のお迎えの雪上車に乗り換えました。
雪上車は曲がるときに車体の中心を軸に回るの?…という、初めて感覚を体験しました。
戦車に乗ると、こんな感じなのかな?←乗り物好きのマニアックな感想です(笑)
チェックイン時におかみさんからお風呂のことやイベントの説明を受けて、外国人スタッフさんに部屋まで案内されました。
8畳トイレ付のお部屋をひとりで使わせていただきます。山小屋に慣れてしまっていると、「ヤヴァイ♡」です(笑)
早速、露天風呂へ向かいます。
除雪した雪道を、スパイクの付いたサンダルに履き替えて50mほど歩きます。
分岐を間違えないで~道迷いには気を付けて~~…男性は直進、女性は右方向へ
標高2000m 雲上の露天風呂です。
とにかく気持ちいい!
いつまででも入っていられそうですが、定員4人なので、適当に切り上げて次の方の為に上がりました。
お風呂はここ以外に、男女別に内風呂の「ランプの湯」と「展望風呂」があります。
内風呂は湯舟がふたつずつあって、温度差のあるお湯に交互に何度か入ると良いそうです。
温泉健康講座(イベント)でお聞きしました。。。
夕食は、地産地消…信州牛のお鍋など盛りだくさんで、お味も素晴らしい(^^♪
夕食後、お休み処で餌場を見ていたら、キツネさんがやってきました。
テンさんもやってきましたが、その時は餌も置かれていなかったので、明るいところには出て来ませんでした。
温泉三昧で夜が更けていきます。
ワタクシは残念なことにコンタクトを外してしまっており、眼鏡を置いてきたので、星空観察会(イベント)には出られませんでしたが、流れ星がとても綺麗だったそうです。
翌朝、餌場にはホシガラスさんが来ていました。
ホオジロさん、カケスさん、コガラさんなどの小鳥もたくさんやって来ていました。
ニホンリスさんです。
背中が真っ直ぐなときにはしっぽも真っ直ぐで可愛いです。
ニホンリスは、絶滅したエリアもあるようです。
餌台の大きなペットボトルには、ヒマワリの種などが入っていました。
この時期、小鳥たちやニホンリスさんの生命線にもなっており、5Lほどもなくなる日もあるそうです。
朝食後、身支度をして外に出ました。
たくさんの雪上車が停まっていました。
おにぎりみたなキャタピラの一般車を改造したであろう雪上車
玄関前で、高峰高原ホテル横のビジターセンターに駐車して歩いて上がってくるSさんと待ち合わせです。
泊り客は、お宿のイベントで高峰山へスノーシューハイキングに出掛けて行きます。
さあ、ここから水ノ塔山~篭ノ登山へスタート!!
ちょうど、高峰山とは反対向きに歩き始めました。
東篭ノ登山が見えます。
足跡はウサギさん…右手から左手に向かって進んでいますね。
北アルプスが見えてきました。
槍ヶ岳は冬場でも黒い印象ですが、真っ白で綺麗でした。
お宿の方に、冬ルートの樹林帯へ入って行くように言われました。
ピンクテープ、本当にたくさんつけてくださっていて助かります。
高妻山、妙高山が見えて、中央には四阿山とチラ見えの根子岳
Sさんはアイゼンを履いて上がってこられましたが、ワタクシはツボ足だったので、水ノ塔山へ登る前にアイゼンを履きました。
泊り客3人と水ノ塔山直下でスライドしました。もう、帰るそうです。
水ノ塔山山頂!!
奥に見えるのは高峰山です。
水ノ塔山から先、篭ノ登山へ向けてのトレースは薄くありました。
ところどころ、細かったり、切れてたりしてましたが、危険個所はありません。
アップダウンを繰り返して、最後はせりあがるように見えるルートを歩きます。
東篭ノ登山へ登頂するSさん
東篭ノ登山山頂は、風で雪が飛ばされて岩が出ています。
右奥に見えているのは西篭ノ登山です。
事前にお宿に確認した時には、アイゼンもわかんもダメで、スノーシュー一択とのことでしたので、それぞれスノーシューを背負っています。
一等三角点と、黒斑山の向こうに頭がちょこっと見えている浅間山
お約束の三角点にタッチ…三角点の文字は南側に掘られています。
兎平方面から、ソロの外国人男性がスノーシューを履いて上がってきました。
結局、ワタクシたちは背負ってきたスノーシューを履くことがありませんでした。
山頂には、他は誰もいません。
風もなく、快晴なので、気持ち良くていつまででも居られそうですが、Sさんに促されて下山開始です。
西篭ノ登山へのトレースは無く、どのくらいかかるかわからなかったので、行くことを諦めました。
ところで、標記の話ですが、国土地理院地図と山と高原地図には「水ノ塔山」「東篭ノ登山」と記載されていますが、山頂標識などは「水ノ塔山」「東篭ノ塔山」と書かれています。
来た道を帰りましょう。
高峰温泉に戻ってきました。
Sさんは、雪上車に乗るか悩んだ挙句、歩いてビジターセンターへ戻って行かれました。
往路と違う道を歩かれたようで、スノーシューが役に立ったそうです(◎_◎;)
ワタクシは、温泉三昧です。
宿泊者は翌日も「雲上の露天風呂」に入れます。
日帰り客は、「ランプの湯」のみです。
帰る時刻が迫ってきました。
ワタクシは、雪上車の屋根に乗りました。
ジェットコースター気分です(^^♪
温泉で温まった身体は、冷えることなく気持ち良かったです。
途中、上里サービスエリアに寄って、高峰マウンテンリゾートスキー場から4時間かけて東京に戻ってきました。
「高峰温泉で集合しましょう。」にのってくださったSさん、ありがとうございました!