日曜日(9/11)の朝、土曜日に家事は済ませたし、久しぶりに青空が出たのできのこ散策に出かけました。
奥多摩駅に降り立ったのは正午過ぎ。
車道を歩き、以前からチェックしていた森に12:30過ぎに入りました。
最初は明確な登山道がありましたが、それが作業道にかわり、いつの間にやら藪山の中に…。
広葉樹林帯は厳しい斜面で近づけず、不毛な杉林を直登あるいはトラバースして4時間余りさ迷い歩き、泥んこになってやっと尾根の登山道に出ました。
空は曇天にかわり既にうす暗くなっています。きのこの収穫ゼロ。
その時に目にしたのがこれです。そう、ヤマドリタケ、和製ポルチーニです。
ポルチーニとはイタリア語で子豚の意味。
テンションは急上昇し、辺りに子豚ちゃんがいないか探し始めました。
おお! 大きいのがあった。
しかし、あたりは暗くなり始めていて、ヘッデンは持っていません。
登山届けも出さずに来たので無理はせず下山しました。
当日夜、この二本のきのこでクリームパスタを作りました。
しかし、調理中に大きいきのこはキアシヤマドリタケという珍種であることが判明。
肉は黄色で無味無臭。歯ごたえもイマイチ。
きのこ探索も料理もすべて中途半端だったのでもう一度、奥多摩に出かけることになったのです。
9月17日(土)の10:00前に奥多摩駅を出て、今回は11:00に目的地に到着です。
ヤマドリタケとハナイグチを狙いましたが、空振り。
この一週間は雨がなく山肌は乾燥していました。
3時間以上散策して収穫できたのは…、
アカヤマドリの幼菌一本。これも和製ポルチーニです。
チチタケ(乳液を出すので乳茸)四本
タマゴタケ一本
アカヤマドリは幼菌といってもデカいのでこれでパスタを作ります。
傘を切るとこんな感じ。二層に分かれていてテリーヌのよう。
アカヤマドリのペペロンチーノの完成。香りはそれほど強くなかったけど、食感が素晴らしい。冷やしたシャルドネとあいます。
そして、今回初挑戦したのは「ちたけうどん」。
栃木県民が愛するチチタケを使ったうどんです。
栃木県民とチチタケの関係はこちら(↓)が詳しいです。
https://dailyportalz.jp/kiji/chichitake-no-nazo
チチタケはナスと一緒に炒めると美味しくなるそうです。
レシピ通りにうどんのつけ汁を作りました。
恐る恐る食べてみると、これは旨い!
まるで豚肉を入れたようなダシが出ていて、うどんにあう。また、そのダシを吸ったナスが美味しい。
栃木ケンミンは侮れないな。