リーダートレーニング研修3(縦走・ハイキングの部)を飯能の里山で実施しました(2022年12月3日)。
岩場の通過
メンバーが不安を感じたり危険だったりする場所で、ロープを使って安全を確保する練習をしました。
最初は固定ロープの設置です。急な岩場の下りで支点を取りながらロープを張っていきます。
受講者は事前に動画教材で練習してきたので作業は早く的確でした。
次は下降時の補助です。急な岩場をロープで確保しながら下ろすための練習です。
これも予習の成果が見て取れました。ただ、相手の腰へロープをきつめに結ぶのはちょっと難しかったかもしれません。半マストを実際に使うのは初めての人も多かったけど、だいたいうまくできていました。
ナビゲーション
それぞれが用意した地図で、迷いやすい場所や危険個所をチェックしましたが、あまりうまくできませんでした。印刷された登山地図は正確なのですが、全員がプリントしてきた地理院地図は登山道の位置がずれていたからです。
紙の地図とネットデータは、それぞれ一長一短があります。どう組み合わせて使うかは、研究の余地があると感じました。
ビバーク体験
予定地に着いたのはちょうど日没時刻。まだ明るさが残っていたのでギリギリセーフでした。
最初は非常用シートを使いました。
「シートは風に弱い!」と下敷きであおぎましたが、全然効果なく徒労に終わりました。 「あったかい」との感想でしたが、30分で裏側が結露でぐっしょりぬれました。
次はツェルトです。
シートほどの暖かさはないものの、風には万全でした。頭からかぶると暖かさが増します。布が大きいので体勢の自由度が大きくなるのも高ポイントです。
夜間歩行
最後はヘッドライトをつけて歩きました。照射範囲や赤色灯への切り替え、光量の調節方法を確認してスタート。ほんの10分くらいでしたが初めて使う人もいて、貴重な体験になりました。
リーダートレーニングは、これで3回の研修が終わりました。次は実践と検定です。実践を積んで技術を身に付け、検定合格を目指してがんばりましょう。