沢登り

白谷沢を詰めてみた

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白谷沢を詰めてみた

奥武蔵で人気の高い棒ノ折山に沢から登りました(2023年7月23日)。

ルートは沢登りでも有名な白谷沢。下部は端折って登山道との合流部から入渓しました。

最初は登山道の隣を遡行するお気楽沢登りです。

登山道は沢の隣を通っている

登山道は沢の隣を通っている

とはいえ、それなりに傾斜があるので単調な河原歩きではありません。ちょっと登攀系も楽しめます。

登山道脇でも沢っぽい雰囲気が味わえる

登山道脇でも沢っぽい雰囲気が味わえる

所々に滝も出てきます。でも、気合が必要なところは全部登山道から巻きました。たくさんの登山者が見てますから、落ちたらちょっと気恥ずかしい。

林道合流点から登山道と別れ、真っ直ぐ頂上を目指します。両岸が植林帯なので倒木が多めですが突破が困難なほどではありません。二俣を過ぎると自然林が増え、源流ぽくなってきます。

源流部に入ると谷が広がる

源流部に入ると谷が広がる

水は枯れ、滝もなく、単調な渓相が続きます。突然、4メートルほどの枯れ滝が現れました。

H775の枯れ滝

H775の枯れ滝

見た目ほど簡単ではなく、真面目にルートファインディングしました。ホールドは豊富だけど、もろそうなので気を使いました。

左右の尾根の上から青空が広がり始めると傾斜が増しました。最初は落ち葉の壁。難しくはないけど栗のイガが散らばっていて素足にサンダルだと痛い。

源頭部。この先は落ち葉と泥の壁になる

源頭部。この先は落ち葉と泥の壁になる

次は足がズブズブと沈む泥壁。アックスを突き刺してだましだましはい上がりました。止まるとブヨが20匹くらい手の甲に止まるので休憩もできません。最後は藪漕ぎ。サンダルと足との間に泥が詰まって滑りまくりました。もがくように進むと登山道に合流。左に進むとすぐ頂上でした。久しぶりに緊張感のある登攀ができました。

小沢峠への稜線は黒山以降、これまでとは対照的に登山者を全く見かけませんでした。長いけど徐々に標高を下げていくので歩きやすい。それで油断してたら、最後にやらかしました。

小沢峠から飯能とは反対の青梅方向に降りてしまったのです。舗装道路(成木街道)をしばらく進んでから気がつきました。南側に向かう顕著な枝尾根に進んでしまい、方向感覚が180度ズレたようです。おかげで青梅まで約3時間歩きました。

日頃ナビゲーションがなんだかんだとか言ってるのに情けない。ただ、下山場所がちょっと違っただけなのでギリギリセーフかなと思ってます。

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