山行リーダーの技量を確認するリーダートレーニング検定Ｂ（縦走・ハイキングの部）を実施し、ただ一人受検したＫさんが一発で合格しました（2024年6月9日）。検定Ｂは今回が初めて、Ｋさんは最初の合格者になりました。
検定項目は、固定ロープの設置、下降の補助、ナビゲーション、救助要請でした。固定ロープは制限時間内に設置します。支点の位置やロープの張り具合、結び目の正確さを採点しました。
急な岩場で固定ロープを張ります
審査は所要時間、支点の状態、ロープのテンションなどをみます
所要時間は余裕でクリア。だけど、ちょっと緩かったかな。これは減点対象です。
下降の補助は同行者にロープを結んで半マストで確保しながら下ろします。ロープの結節が緩めだったのと、誘導の声掛けが足りなかったところが減点になりました。
救助要請は、岩っぽい斜面で転倒して歩けなくなったという場面を想定しました。
救助要請の試験。「救急ですか。消防ですか」の答えは？
位置情報の伝達がちょっとドロナワだったけど、まあよしとしましょう。
ナビゲーションはアプローチと現在地確認などでした。地図にない道に戸惑うこともありましたが、騙されませんでした。残念！
ピークからの下り。方向を確認します
現在地はここです
登山口に戻って結果発表。100点満点中、90点でした。合格ラインは75点なので、かなりよい成績でした。おめでとうございます。
結果発表。合格です！
実は、検定にパスしても何も出ません。だけど、リーダーとして足りない部分がはっきりとわかり、努力方向が見えたことは大きな収穫だったと思います。これからの活躍に期待します。
